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ナムくんもなんとか状況を掴めたみたいで、
口を開く
「ジミナ、ヒョン帰るから今日はAさんと居な。また今度出掛けよう」
「ヒョン…ありがとう」
ジミンの頭をポンポンと撫でて
それじゃあ失礼します。と笑ってナムくんも人混みに入っていった
「ヌナ、」
細く、小さい声
染めたばかりの黒髪はサラサラと風になびいてる
「…浮気なんかしてごめんなさい。ずっと言おうと思ってて、あの日ヌナに言おうって、こんなのダメだって…でも、ヌナを傷つけて、ごめんなさい」
ズズズと鼻をすする彼、
泣くのは自分じゃないと判断したのだろう
「ずっとヌナを探してて、ヌナが好きで、頭からも離れなくて…嘘みたいに聞こえるかもしれないけど、本当にヌナが」
『ジミン、私』
震える手を包み、ふんわりと笑ってみせる
『ジンと居ても考えるのはいつも同じ事だったの、忘れようとしても頭にこびりついてるみたい』
『ジミン、もう許そうと思う私。だから…こんな馬鹿な私の事も許してくれる?』
『もう、離さないでくれる?』
ギュウと抱き締められて
泣きながら声を震わせながら
「好きだよヌナ。もう、絶っっっ対に離さない」
彼の涙を拭いながら笑う
『泣き虫だね、本当』
「ちっちがうもん!」
ギュッと抱き締め返した
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作者名:トイ | 作成日時:2021年11月4日 21時