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ジンは優しいから、
私にいいように利用されても何も言わない。
ジンと居ても
考えてしまうのはいつも…
『ジン、ごめんなさい…。』
今まで、利用して
期待させて、
貴方と居るのにいつも頭では違う人を想って、
そして、
『浮気相手なんかにさせて…ごめんなさい。』
目尻が熱くなる、
声が震える、
でも今は私じゃない
「そっか、」
ジンの方が何倍だって泣きたい筈だから、
「悔しいなぁ、結局浮気相手止まりかぁ…」
泣きそうな声で
笑って
「彼氏さん、Aを幸せにしてね」
次は絶対に、離さないであげて
そういってにこっと笑って
ジンは人混みに消えてった
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作者名：トイ | 作成日時：2021年11月4日 21時
