私からのプレゼント ページ24
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うちに着いた。
めったに履かないハイヒールを脱ぐと、靴擦れから解放されてホッとした。
「ああ、痛かったぁ」
見ると踵が赤くなってる。
KH「大丈夫？あ、Aがチビになった(笑)」
ムッ
KH「入るよ。よいしょ、っと！」
「きゃあ！」
抱きしめられるかと思ったら、腰に腕を回されて。
「アハハ やだー！」
ジタバタ
「あ、こら、暴れるな」
大きいぬいぐるみを抱っこするみたいに、居間に運ばれたw
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真っ先に大事なバラを花瓶に入れて、１つは居間、１つは寝室に飾る。
ひょっとして…、と思ったとおりだ！
「おっぱ、100本もありがとう」
KH「Aが思った以上に喜んでくれたから、これからはケンカしたら花束でご機嫌を取ろうかな？w」
「じゃあ、お花が欲しくなったらケンカしようっとw」
なんだってー？！と２人で爆笑して。
後ろ手に持ってたプレゼントを、おっぱに渡す。
「私からの１つ目のプレゼントです。開けてみて？」
KH「お？２つ目もあるの？何だろう」
ガサガサとラッピングを解いて…
KH「あ！これって部屋着だね？ありがとう！Aんち専用にしたい！いい？」
もちろん。
広げて当ててみてる。
良かった、きっと似合う。
「これは２つ目です」
うやうやしく渡したのは、赤いリボンの包み。
ラッピングをほどいて現れたのは…
私たちの思い出たち。
KH「すごい… 作ったの？」
私も一緒に覗き込む。
それは手作りのアルバム。
２人の写真を貼って、マステやシールや、私の下手なイラストでデコった。
ポップアップのページはすごく苦労して、文字が浮き上がるようにした。
メッセージもいたるところに書き込んで。
頑張ったでしょ、私？
おっぱはゆっくりページをめくって、そおっと指先で写真に触れて、
私のメッセージを読み上げては返事してくれて…。
KH「これは２人の宝物だね。すごいよ。ありがとA」
優しく抱きしめられた。
うれしい。
頑張って良かった…
ああ、
３つ目。
心臓がバクバクしてきた…
落ち着いて、落ち着いて。
「おっぱ、先にシャワーどうぞ」
KH「Aが先でいいよ？」
「このへんを片付けたいから、おっぱ行ってきて」
このへんの何を片付けるんだろ私。
(苦笑)
おっぱに怪しまれませんように。
ただ心を落ち着かせたいだけ。
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作者名：セナセナ | 作成日時：2019年5月13日 14時
