大切なもの ページ2
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朝ごはんはフレンチトーストとコーヒー。
おっぱはお仕事だから、ゆっくりできなくて、慌ただしく食事を済ませる。
私は病院に行くつもりで、杏にも連絡入れて、今日はお休みをもらった。
おっぱは家にいったん帰って、着替えてから出社のため、もう出ないとだ。
KH「病院終わったら必ず連絡して。
無理しないんだよ」
「ん、わかった」
KH「あーー！仕事行きたくない」
「おっぱでもそんなこと言うのね？(笑)」
バリバリに仕事をこなしてるイメージとは違うので、少し驚いた。
KH「仕事はもちろん頑張ってるけど、仕事のために生きてるわけじゃないよ。もっと大切なものが他にあるから」
ニコッて笑顔のあと、
目を細めて見つめられて。
私…？//
朝から甘いぞおっぱ。
うれしいけど、顔が赤くなって困る。
「いってらっしゃい」
KH「いってきます」
優しいハグをして、おっぱを見送った。
毎日がこうならいいのに。
って、そんな思いが湧き上がった。
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病院に行って検査。
そしてお薬をもらった。
真面目に飲まなくちゃ。
食事に関する冊子ももらったので、貧血防止のお料理にも挑戦しよう。
今のままじゃあ、おっぱの食事の心配ができた立場じゃないよね。
病院を出るともうお昼。
おっぱにメールで報告した。
そうだ、明日からはお弁当を作ろうかな。
スーパーに寄って、作り置きのできるものを考えながら、お買い物をした。
平日の昼間、ゆったりと時間が流れてる。
重くなった買い物袋を持って、お散歩ペースで家に向かっていると、
「A！」
突然後ろから呼びかけられた。
振り向かなくても誰かわかってるけど。
「ママ？！」
ああ、めんどくさいな←
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作者名：セナセナ | 作成日時：2019年5月13日 14時
