彼女になる ページ41
「ね？」って。
優しく私の頭をポンポンしてくれたユノ先輩。
聞かなかったことに…？
え、やだ！そんな勿体無いこと絶対出来ない！
「嫌です！聞かなかったことになんてしません！一生の思い出にします!!
嬉しかったです！お芝居でもあんな風に言ってもらえて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました！｣
深々と頭を下げた私を見て、「え？」って小さく声を上げたユノ先輩。
「ちょっと待って。お芝居って…何の話？｣
「さっき庇ってくれたことです！｣
「庇う？誰が？俺が？」
「はい。さっき電車の中で。私が注目されてたから、わざと付き合おうって言ってくれたんですよね？｣
そこまで言うと、ユノ先輩が驚いたように私を見つめて。
数秒後、綺麗な手を口に当てて、あーはーはーと大きな声で笑い出した。
え、え、なに？？
どうしてそんなに笑うの？
「ごめん。ツボに入っちゃった。笑」
言いながら、笑いすぎて溜まった目尻の涙を指で掬って。
一度呼吸を整えるように咳払いしてから、スッと私に向き直った。
「本当に可愛いね、Aちゃんは｣
「か、可愛い…!?」
「けど、誤解しないで。あれは庇ったわけじゃなくて、本心だから。
でもAちゃんの事、困らせちゃったかなって｣
「困るなんてそんな事…っ」
「じゃあ…もう一度ちゃんと伝えていい？」
「え」って、ユノ先輩を見上げたら。
「出会ったばかりでこんな事言ったら変な奴だと思われそうだけど、俺はAちゃんの事が気になっています。Aちゃんと付き合いたいです。彼女になってくれますか？｣
いつもの自信たっぷりのユノ先輩じゃない、恥ずかしそうに照れてる彼がそこにいて。
信じられないって思うのに、夢なんじゃないかなって思うのに
彼の言葉が。態度が。
現実だってことを伝えてくれていて
私はポロポロ零れる涙を抑えることが出来なかった。
「はぁ………♡♡」
「…なに気色悪いため息ついてんのよ」
気付いたら目の前に、至近距離で私を見てるセナがいた。
「ううん。今まで生きてきた中で一番幸せな瞬間を思い出してたの」
「だから、何なのよそれは｣
「早く話しなさいよ」と急き立てるセナがこの後私の話を聞いて
絶叫したのは言うまでもない。
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ユチコ(プロフ) - みちゃみさん» みちゃみさん。ジュンスの歌い方って本当に心揺さぶられちゃいますよね〜。ジュンスにカラオケでバラードなんて歌われた日にはKO間違いなしですよね笑 いつも読んでくれてありがとうございますヽ(*^^*)ノ (2017年11月21日 0時) (
レス) id: d9338454cd (このIDを非表示/違反報告)
みちゃみ(プロフ) - ユチコさん、こんばんは。ユチョンの声も素敵だけどジュンスのあの歌声には誰も勝てないですよね！ ！ まさかの歌声で恋に目覚めたかな〜♪ ホントに初々しくてホッこします！ (2017年10月22日 19時) (レス) id: 77674b6d0c (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - 暁子さん» 暁子さん。こちらのお話にもお越しいただきありがとうございますヽ(*^^*)ノ 今回はジュンスの出番も多くなりそうです♪♪楽しんでもらえるように頑張りますね〜☆そして、優しいお心遣いありがとうございます(T ^ T) (2017年10月6日 21時) (レス) id: d9338454cd (このIDを非表示/違反報告)
ユチコ(プロフ) - みちゃみさん» みちゃみさん。こちらのお話にもお越しいただきありがとうございますヽ(*^^*)ノ反動なのか、初々しいお話を書きたくなりまして笑 私の中では、誰と恋愛させちゃおうと決めてますがまだ秘密です(≧▽≦)ｳﾌﾌ 楽しんで貰えますように！ (2017年10月6日 21時) (レス) id: d9338454cd (このIDを非表示/違反報告)
暁子(プロフ) - 新作ありがとうございます^^ジュンスとだったらいいなぁって出しゃばってすみません。続き楽しみにしてます。嫌がらせなんて気にしないでくださいね＾＾ (2017年10月5日 19時) (レス) id: 51e05a2e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユチコ
| 作成日時：2017年10月4日 22時
