番外編＿続・突撃！本丸のあさごはん！＿2 ページ15
「なにかの話で聞いたことがある。
食べる前に『いただきます』と手を合わせるのは、自分の為に命を奪った食材たちに
感謝の気持ちと敬意を表すのだろう・・・？
ならば、ちゃんと『いただきます』をすれば食べていいと思う。」
国広さんはそっぽを向きぼそっとつぶやいた。
「・・・・主の手料理も、食べてみたいし・・・・。」
「なぁに、俺達もじじいと言えど、新しいものにも興味が湧くものだ。
どれ、一つ頂こう。」
三日月さんが目を閉じて静かに微笑む。
「‘俺達もじじい”って、俺はそうでも無ぇと思うけどな！
まぁ、気になるもんは食ってみなきゃ分からねぇ。
昔土方さんたちも食ってたりしたのかな・・・？
まぁ、新しいものは好きだし、食べるに決まってんだろ！」
にかっと笑った兼さんに、頭をわしゃわしゃと撫でられる。
「よし！じゃあ・・・って、だからつまみ食いはやめてくれるかな！？」
もう完成したハンバーグに再度伸ばされた手を、光忠さんは俊敏に跳ね除けた。
「お味噌汁、ハンバーグ・・・。あと、何を作りましょうか？」
「うーん・・・。ハンバーグだけでも中々腹持ちが良さそうだからねぇ・・・。
あ、僕がこの前漬けたたくあんも出して、ご飯を準備して、それでいいんじゃないかな！」
光忠さんの太陽のような笑顔に私の頬も自然と緩む。
「・・・・はい！」
「よし、じゃあ俺達も手伝おう！」
「とりあえず、あいつらを起こして広間の準備をさせる。」
「山姥切、そこの茶碗を取ってくれるか？」
「ああ、了解した。」
男性が五人もいると広々と感じた厨も急に狭くなる。
・・・でも、そんな大所帯な感じが楽しくて、心があたたかくなって。
「・・・ありがとうございます。」
お盆に作った料理を運んで広間へ運んでいく。
「あ！大将、おはよ〜。」
「主君！おはようございます！」
「主さん！昨日はよく眠れた？」
「大将も料理ができるのか？すげぇな。」
広間で並べていると、粟田口の皆さんが手伝ってくださる。
「おはよう・・・！手伝ってくれて、ありがとう。」
私は横で並べてくださっている乱ちゃんの頭を撫でる。
人の頭を撫でるなんて初めてで、力加減がよく分からないし手は震えるし。
でも、私がなでると乱ちゃんは気持ちよさそうに微笑んだ。
「やった！主さんに頭撫でてもらっちゃった！」
「え、何だそれ！大将！俺も撫でてよ〜？」
そういうと、皿を並べ終えた信濃くんが私のもとへきた。
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暖（いっと）(プロフ) - lightらいすさん» いえいえ、こちらこそしてもらったから笑 (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 0968e5e65f (このIDを非表示/違反報告)
lightらいす(プロフ) - 宣伝あざす……orz(土下座) (2018年1月7日 13時) (レス) id: 989c770060 (このIDを非表示/違反報告)
暖(プロフ) - 死音心音2.0さん» コメントありがとうございます！ありがたきお言葉です...!!これからも幸せを届けられるように頑張ります!!ありがとうございます!! (2017年10月13日 7時) (レス) id: cdcd4684fe (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 主人公ちゃん、めっちゃ可愛いですなぁ(´∀`*)和睦とは、まさにこの事ですね！主人公ちゃんや刀剣達が幸せそうで、読んでるこっちまで幸せになります！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月13日 0時) (レス) id: 05a35df7aa (このIDを非表示/違反報告)
暖(プロフ) - しろつめさん» コメントしてくださりありがとうございます！レスが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。やっと更新ができそうです。一か月近くもすみませんでした。これからもよろしくお願いします！ (2017年9月1日 21時) (レス) id: 0968e5e65f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖 | 作成日時：2017年8月2日 23時
