イベント続々 ページ14
ついに聞いてしまった
「山田は、光忠のことはどう思っているんだ」
ずっと前から気になっていたこと
「そんなこと、無いよ」
顔を赤くして答えられても、説得力なんて微塵もない
やっぱり、山田は光忠のことが好きなんだと自覚してしまう
俺が山田のことを好きになったきっかけなんてとうに忘れてしまった
それなのにまだ好きだと言いきれるのは一体なんの根拠があっての事だろう
理由がなくても、それほどに彼女が好きなんだ
顔も声も髪も香りも仕草もその優しさも…全てが好きだ
こんなことを山田に知られたら気持ち悪がられるに決まってる
隣の席になって、光忠の幼なじみのれいなとやらにありもしない話を一部の人間に広められて、光忠が好きで、光忠も好きで…なんて
ついているんだかいないのか
光忠はたしかにかっこいい。それに加えて頭も良い。運動もできて、家事全般、そして自作の弁当を毎日持ってくるほどに家庭的な男だ
って、待て待て待て…この男と俺を並べたとして、一体なんになる
だんだんと自信がなくなってきた
シンプルにツラい
人並み程度に料理はできるつもりだが…
今度、駅の近くにあるところにでも訪ねてみるか
「長谷部さん？」
「！！…山田、驚かせるなよ、」
「えっ、ごめんなさい！驚かせるつもりはなかったんだけど…長谷部さん黙ったまんまになっちゃったから、」
俯いてる時に覗き込んできたから顔が近かった…
ドキドキしてる
…なんで山田は俺にこんなにも良くしてくれるんだろう
こんなことで心配なんかして
優しすぎるんだ
でも、こんな俺に優しくしたって山田にとっての利点はないじゃないか…
『国重って何考えてるかわかんないよね』
「…なあ山田、おまえは俺をどう思う」
こんな質問、まるで俺がお前を好きだと言っているようなものなのか
それでも、またあんな思いはしたくないんだ
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あつし(プロフ) - 黒雪 長谷部信者さん» え、めっちゃ嬉しいです…！ありがとうございます！！文才とか全くないので不安でしたがそう言って貰えるととてもモチベーションが上がります！！更新頻度上げれるように頑張ります！w (2019年6月7日 18時) (
レス) id: cb5ba77c05 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 長谷部信者(プロフ) - 小説面白いです 長谷部さん落ちの少ないので嬉しいです 更新楽しみにしています 頑張ってください！ (2019年6月7日 4時) (レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏莉 x他1人 | 作成日時：2019年4月17日 22時
