急接近 ページ12
「「「お邪魔しまーす」」」
「はーい」
なんと広い玄関だろう。なんと長い廊下だろう。なんと大きい家だろう。
粟田家。やはりあなどれん。
「さ！部屋に行こ！」
靴を脱いで乱の後ろについていく。用意された質のいいスリッパをパタパタとならしながら階段を上がり、おしゃれな手すりに触れる
ああ、次元が違う。なんかいいにおいする。
家に入った瞬間に香ったフローラルで上品な香りはまさにこの家の雰囲気にぴったりだ
この空気を永遠嗅いでいたい気持ちで深呼吸をしながら階段を上がると、そこには大量の部屋があった
「え、」
思わず声が漏れてしまった
「薬研と博多は今日、一番奥の部屋にいるよ！まだみんな帰ってないみたいだし、ゆっくりしていってねー」
一番奥の部屋の扉を乱が開けた。
「ｽｰ...ｽｰ...」
乱が扉を開けたその部屋には寝てる？のか。お顔の整った寝顔があった
まさか、学校の王子さまの家に入ったと思えば寝顔を拝むことができるだなんt「あっ、」
「どうした、宗三」
「お見舞いの品の買い忘れがありました。ちょっと、今から買いにいってきます」
私の言葉(？)を遮ったと思えば、宗三は部屋を出ていってしまった。
「あ、じゃあ僕はお茶持ってくるね」
そして乱さん。
今この部屋にいるのは眠っている薬研さんと博多さん。そして、長谷部さんと私...
これってもはや二人きりよね
え、なんか緊張してきたんですけど。
ああ、なにか話題を提供しなければ...！
「は、長谷部さん...いい、天気ですね」
ダメだわ
「...ああ」
ほらー、長谷部さん返答に困ってんじゃーん
なにかいい話題はないかと脳内をフル回転させていると
「山田は、光忠のことが好きなのか？」
「......え？」
いきなり何を言い出すかと思えば。恋バナですか。長谷部さんそういうことにも興味あったんですね。花子びっくり。
「あ、いや、直接聞きすぎたな。山田は、光忠のことはどう思っているんだ」
「光忠くん、？」
なんで長谷部さんがそんなこと聞くの… 好きなのかって聞くのは、私の気持ちに気が付いてる？
それは…恥ずかしいな…
宗三にでさえ突っ込まれなかった話題だ。実は宗三も気づいてて気を使って言ってないだけとか！？
え、私わかりやすすぎね？
それともみんなが鋭いの？
「そんなこと、無いよ」
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あつし(プロフ) - 黒雪 長谷部信者さん» え、めっちゃ嬉しいです…！ありがとうございます！！文才とか全くないので不安でしたがそう言って貰えるととてもモチベーションが上がります！！更新頻度上げれるように頑張ります！w (2019年6月7日 18時) (
レス) id: cb5ba77c05 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 長谷部信者(プロフ) - 小説面白いです 長谷部さん落ちの少ないので嬉しいです 更新楽しみにしています 頑張ってください！ (2019年6月7日 4時) (レス) id: 64abb0ccf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏莉 x他1人 | 作成日時：2019年4月17日 22時
