ユンギの妹は一般人ですが大人気です。第1弾

・ ページ28

部屋に1人になって思う。
別にユンギオッパとグクのせいじゃないってことは分かってるのに心の黒くてドス黒い物は動き出す。

多分ずっと心にあったものが、ARMY達の何気ない一言で動いたんだと思う。
別に気にしなくてもいい一言にずっと溜まってた私のモヤモヤが吐き出してしまったんだ。

『ヤンコチ兄弟』
『ユンギとジョングクって本当の兄弟みたい！』
『Aとユンギよりもジョングクの方が仲良いよね！』

これを聞いてしまって私のずっと心に溜まっていたものが全部溢れてしまった。。

TH「A。ここで聞いてあげるから全部言って出し切ろう」
JM「大丈夫。ちゃんと受け止めてあげるから」

テテとジミナが入ってきて顔をあげては、2人は優しい表情をしていて、私はポツポツと話し出した。


(時系列バラバラです)
最初にこの感情が動き出したのは、高校の入学式と卒業式。
元々グクと高校は一緒だった。

高校の入学式と卒業式、私は直ぐにユンギオッパに気づいたけど、その目線の先は妹の私じゃなくて、グクだった。

グクの写真はいっぱいあるのに、私の写真は1個もなかったのから始まっている。

正直、ヤンコチ兄弟とかどうでもいい。
これもユンギオッパとグク2人だけの話が嫌なだけ。

ユンギオッパがグクには音楽について語るのに私にはそういう話してくれない。
そりゃそーだと思うんだけど。

ライブとかでも、ユンギオッパがグクを見る時の目の優しさ。私には絶対そんな顔見せないのに。
グクだって、ユンギオッパに対して頼もしくて心強いって考えてる。私に頼ってくるなんてことないのに。
この2人の関係性だって受付けたくない。

グクが作った2017年、ユンギオッパのお祝いムービーは、私がユンギオッパに渡した手紙よりも喜んでた。
可愛いとか、ユーモラスで冷徹、判断力、カリスマ全てを持った男、ミンシュガなんて言われなくても私だってわかってる！

グクの服装がユンギオッパと似ているっていうのにも腹が立つ。
ペアルックじゃん。私がユンギオッパにペアルックしよ、なんてゆっても直ぐに拒否るのにさ、グクならいいのかよ！って思う。

グクが一緒にお酒を飲むなら、ユンギオッパと答えてから、ヤンコチの話になって、旅をするのもユンギオッパがいいっていう、グクにイライラが募る。
1人で行けばいいじゃん。お酒くらいなら私だってグクと一緒に飲みたいのに

・→←・嫉妬・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す