【劇場版名探偵コナン】帝丹高校にはあと2人高校生探偵がいた？！ (ページ7)

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5話ページ7

未来子「結局すぐに見つかったんやけど、セキュリティ強化すべきやって、王者の矢島さんが阿知波会長を説得したそうなんや」

小五郎「なるほど･･････」
スポーツ新聞から顔を上げあごに手を当てて真面目な顔で頷けば

小五郎「ところで、その2人って誰だったか？」

全－小「ガクッ」←ずっこける

和葉「バンッ」←テーブルを叩いて詰め寄る
和葉「アホか、おっちゃん！これから対談する相手やないの！！」

小五郎「そうだっけかぁ～」←プイッと顔を背ける

小五郎「だいたい皐月っていやぁ、普通は馬だろ。馬！」

奏汰/A「(さすがブレねぇな、小五郎さん)」
コナン「(さすがブレねぇな、おっちゃん)」

コナンと奏汰、Aがある意味関心しながら椅子に座り直すと、小五郎さんの向かいに座っていた服部が皐月会のパンフレットをめくる。

服部「ここに写ってんのが、会長の阿知波研介や」

服部が指差した写真には、白髪交じりの髪をオールバックにした貫禄のある男が着物を着て歩く姿が写っていた。その横では左手の親指にごつい指輪をした目つきの鋭い男が電話を掛け、さらに背後にはイヤホンマイクを耳に装着したボディガードたちが周囲を見張っている。

奏汰「大物ってとこか？」

服部「そうゆうこっちゃ！一代で阿知波不動産を築き上げた大物で、浪花の不動産王と呼ばれてる。」

小五郎「そんな男が何でかるたなんてやってるんだ？」

服部「唯一の趣味やったそうや、腕前も相当なもんらしいで」

コナン「でも、阿知波さん自身は選手よりも読手になりたかったって書いてあるね」

コナン君が手元に寄せた資料を捲る。

A「この美しい綺麗な女性は誰なんだろ･･･」

未来子「阿知波会長の奥さんの皐月さん。皐月会は、元々クイーンだった皐月さんがつくった会で、阿知波さんはその跡を継いで会長になったんよ」

A「なるほど･･･」

コナン「あと、対談で話題になりそうなことは･･････これなんか面白いんじゃない？」

資料をめくったコナン君が、阿知波がピカピカに磨かれた愛車と並んで写っている記事を指差す

奏汰「へぇ～阿知波会長は奥さんの皐月さんの大切な試合を行う時は、必ず前日に洗車して験を担ぐんだなぁ」

A「車をキレイにしておくことが成功と勝利の秘訣かぁ･･･」

小五郎「で、俺はこの験担ぎ夫婦と三人で話せばいいのかぁ？」

小五郎さんが興味なさげに訊くと、未来子は首を振る