45話 ページ47
阿知波「ただ、・・・当時、名頃会の解散を強硬に主張してたんは、殺された矢島君やったんです」
大滝「なんやて?!」
阿知波「我々皐月会としては、事を荒立てず、穏便に済ますつもりやったんですが、それも叶わず・・・」
服部「ほんで、解散した名頃会のメンバーは?」
阿知波「もちろん、希望すれば皐月会に入れるようにしたよ。もっとも入会したのは2人だけやったがね・・・」
A「ってことは・・・」
阿知波「ああ。大岡君と関根君や」
遠山「さっき爆破事件に巻き込まれた2人か?!」
阿知波「ええ。特に大岡君は、名頃君のテクニックを徹底的に教えこまれて腕を上げていき、数ある得意札も全く同じ。しかも歌に紅葉の情景を詠った6枚の札はのがしたことはない。まさに一番弟子と言える存在やった・・・」
A「ってことはさ、日売テレビに送られてきたあの、『紅葉』のかるた札関係あるんじゃねー?」
奏汰「一連の事件は、名頃鹿雄による皐月会への復讐・・・」
大滝「何やて?!本部長!
関根さんのスマホを調べたところ、爆発の直前に妙なメールが入っていたようです」
A「貸して!詠むわ
『此の度は 幣もとりあえへず 手向山
紅葉の錦 神のまにまに』」
阿知波「名頃の得意札や!」
服部「今すぐ確認せなアカン!紅葉が危ないんや!」
A「...!?…」
携帯を見て固まるA
服部「あのアホ、切りよった」
平蔵「どうやらかるたのメールが届いとったようやな」
A「『あらし山 ふもとの寺のかねの音に
暮るる紅葉のかげぞさびしき』」
奏汰「まさか?!」
阿知波「それは、名頃君の好きな和歌や!」
A「喧嘩買っとこ」
奏汰「決勝戦出るつもりか?」
A「奏汰が、絶対守るからいっかなって?」
奏汰「守る気ねぇけど・・・」
A「そこは、『守ってやる』じゃねーの?!あーはいはい。頼んだわ奏汰」
奏汰「ああ」
服部/コナン「(あんな関係なりたいなぁ・・・)」
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - オリキャラカップル大好きなんです!作ってくださりありがとうございます!! (2022年1月18日 18時) (レス) @page2 id: 565e409edc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:togetumizu319 | 作成日時:2018年4月30日 11時