39話 ページ41
服部「犯人はかるたに詳しく、矢島さんと顔見知りで、犯行時刻にアリバイがない、そして彼の死によって得をする人物・・・・・・」
関根「ふむ。こら不思議やな。全部、僕に当てはまる。しかしな・・・
アンタが今しゃべったんは、全部憶測やろ。僕を犯人にしたいんやったら、証拠を持ってこなあかん」
スタッフ「関根様、お時間です。お願いします。」
関根「おう、今行くで」
うつむく小五郎を観て勝ち誇った様な笑みを浮かべた関根
関根「残念やったな。もう時間や。ほなな」
小五郎「最後に一つだけ、聞かせてください」
関根「しつこいな。何や?!」
小五郎「あの日、遅れて来たあなたは、状況を確認するため、すぐに阿知波会長と話を始めましたね?」
関根「ああ、そうや。それがどないした?」
奏汰「1つ気になった会話があってさ、覚えてるかわかんねぇけど、『皐月杯が中止になってしもたら、矢島は無駄死にどころやない。殴られ損や!!』・・・・・・」
A「確か、そう言いましたよね?普通、凶器が刀だと聞けば、斬殺か刺殺と考えるべき」
小五郎「にもかかわらず、あなたは殴られたと言った。凶器の刀が錆び付いていて抜けなかったことは、犯人しか知らないことだ。なぜ、あなたは撲殺だと知っていたんですか?」
関根「そ、それは・・・・・・現場で遺体を見たからや。とうええやろ!」
奏汰「アンタが来る直前、遺体には覆いが、かけられていた。アンタが直接遺体を見る機会はなかったはずなんだけどな」
関根「うっ・・・・・・
そ、それは・・・何となくや。ちの飛び散り具合とかで、なんとなく殴られたんやないかて思い込んだんや。とにかく、僕は殺しとは無関係や!」
関根はそう言い捨てると、逃げるように部屋を出ていった。
関根「ったく、失礼なやっちゃや」
開いたドアから廊下に顔を出した服部と、コナン、奏汰、Aは、歩いていく関根のうしろすかたを見送った。
奏汰「今の揺さぶりで」
A「ヤツがどう動くか・・・」
コナン/服部「ああ・・・」
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ゆん(プロフ) - オリキャラカップル大好きなんです!作ってくださりありがとうございます!! (2022年1月18日 18時) (レス) @page2 id: 565e409edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:togetumizu319 | 作成日時:2018年4月30日 11時