【劇場版名探偵コナン】帝丹高校にはあと2人高校生探偵がいた？！ (ページ4)

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2話ページ4

突然、和葉と奏汰の間から色黒男が顔を出した。

A「え、何、お前知らんかったん？」

和葉「ってか、平次たちトイレ長すぎとちゃう？」

色黒男「すまんすまん。スタジオ入る扉閉まってて、開けてええかわからんかったんや･･･つか表示！」

奏汰「服部、メタ発言やめろ」

服部が顔の前で手を出して軽く謝ると、そばいたスタッフが、

スタッフ「すいません。リハの最中なので、少し静かにしてもらえます？」

全「あ、はい･･･」

私と奏汰は横目で事の八端はおっちゃんだけどなと、小五郎を睨む。

〈龍田の川の錦なりけり～～～〉

百人一首読み上げ機が着物の少女が取ったかるたの下の句を読唱すると、一秒空けて、次の札の上の句を読んだ。

〈きみがためお──〉

着物の少女が動いた。未来子も反応するも、対戦相手の方が数段早かった。

バシッ、と手を叩きつける音が響き、未来子の陣地に置かれた取り札が宙を舞う。

小「うっひょー！かっけーなー！！」

興奮する小五郎の後で服部は、

服部「おい、工藤、香宮」

と、話しかける。

服部「このオッサン、対談のために大阪に来たこと忘れてるんちゃうか？」

コ「まぁ勘弁してやれよ･･････大阪見物したいってせがむ子供たちを、用事で来られない博士の代わりに連れてきたんだから」

服部「そーゆうたら、あの金持ちの姉ちゃんどないしたんや？」

奏汰「ああ･･･園子なら風邪でぶっ倒れてるw」

そう、本来なら園子も一緒に来るはずだったのだが、前日に風邪をひいて寝込んでしまったのだ。今頃、ベッドの中で悔しがってんだろうな。

園子「ｸｯｼｭﾝ･･･私が行くはずだったのにｨｫｨ」