14話 ページ16
警備員「さあ早く! こっちだ!」
警備員を先頭に、未来子、服部、和葉、奏汰、Aが廊下を走って非常階段に向かっていると、突然ガレキがパラパラと落ちてくる。足を止めて見上げると───蛍光灯が火花を散らし、天井に入った亀裂がどんどん広がって行く
A「やばい!崩れる!」
次の瞬間────メキメキと音を立てて、未来子の真上の天井が崩れた。
和葉「危ない!!」
後ろにいた和葉が未来子の背中を押す
服部「和葉ぁぁぁ!!」
降り注ぐガレキから守ろうと、服部は和葉に覆いかぶさる
A「奏汰!」
服部の前にいてたため身構えては彼の名前を呼び
奏汰「Aこっちだっつーの!」
彼女の手を引いては服部と同様彼女を守る。
小五郎「あいつらどこにいんだ・・・・・・!?」
広場を駆け回って、服部、和葉、A、奏汰を捜すも広場には大勢の人が避難していたが四人の姿はどこにも見当たらない。
小五郎「くそぉ・・・・・・!」
足を止めて周囲を見回した小五郎は、再び駆け出す。
そのそばをコナンが反対方向に走る
コナン「(まさか巻き込まれたりしてねぇだろうな、服部、香宮・・・!)」
和葉に、突き飛ばされた未来子が顔をあげると、目の前にはガレキの山ができていた。通路がガレキで完全に塞がれてしまっている。
未来子「和葉、A────!!」
警備員「行ったらあかん!」
ガレキの山に向かおうする未来子を警備員が引き寄せる。
警備員「ここは危険だ」
ガレキはまたパラパラと落ちてきて、未来子たちが立っている場所もいつ天井が崩れてもおかしくない状態だ。
未来子「で、でも・・・痛っ!」
右腕に激痛が走り、左手を押さえる。落ちてきたガレキで痛めてしまったようだ。
警備員「大丈夫か? 走れるかね?」
未来子「は、はい」
警備員「よし、行こう。こっちだ!」
警備員は未来子の手を引っ張り、非常階段へ向かった。
凄まじい爆破が轟いてスタジオが吹っ飛び、低層部の屋上から爆煙が吹き上がる。
コナン「まさか!?」
走っていたコナンは立ち止まり、スタジオの方を振り返る。そう、爆弾は一発だけではなかったのだ────!
ガレキで通路を塞がれてしまった服部、和葉、奏汰、Aは来た道を戻って反対側の非常階段を目指す。
服部「和葉、奏汰、柊こっちや!」
服部が開いていた非常階段を通り、三人を先に非常階段へ向かわせると、扉のノブを引っ張って閉めようとした。が、扉にガレキが引っかかって動かない。
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ゆん(プロフ) - オリキャラカップル大好きなんです!作ってくださりありがとうございます!! (2022年1月18日 18時) (レス) @page2 id: 565e409edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:togetumizu319 | 作成日時:2018年4月30日 11時