13話 ページ15
和葉とAは非常階段の手前で、服部と奏汰が来るのを待ってることにした。
その間も続々と局員たちが避難する
和葉「ったく、この忙しい時期に避難訓練かいな」
A「(この焦り様、訓練ではないよな
え、やっぱ奏汰の予想当たる??)」
さほど焦ることもなく、だらだらと非常階段を下りていく。そこにはプロデューサーに誘導されて階段を降りる阿知波会長の姿もある。
すると、廊下の先から駆けてくる服部、奏汰、未来子が見える
A「奏汰!」
和葉「あ! 平次〜! 未来子〜!」
Aが奏汰に駆け寄り和葉は飛び跳ねながら手を振る
服部「先に避難せぇ言うたやろ」
奏汰「何してんの」
和葉「せやかて二人が心配で・・・」
A「この騒ぎは奏汰の予想通りかぁ」
奏汰「嫌な予想な」
服部と和葉はタッチして非常階段へ向かう
A「未来子! そっち行ったら死ぬぞ」
未来子「Aちゃん!ごめん!」
A「は?」
未来子「やっぱりあのかるた置いてかれへんよ!」
そう言うと、走ってきた廊下を引き返す。
誰もいないスタジオに飛び込んだ未来子は、セットに向かって一直線に走って中央に置かれたガラスケースを持ち上げかるた札を取り出す。
警備員「君! 何してるんだ!? そんな物はほっといて、早く避難するんだ!」
未来子「・・・」警備員の声を無視して、箱の中にかるたを素早く詰め込んだ。
警備員「まったく・・・」
未来子に駆け寄ろうとするところで合流した
A/和葉「未来子〜!」
和葉、服部、A、奏汰がスタジオに入る。
警備員「君たち、これがどれだけ危険なことか────」
服部「すんません!」
服部はかぶってた野球帽を取り頭を下げる。
和葉「すんません!」
と、慌てて頭を下げる
警備員「ったく、第三スタジオで五名を保護しました」
和葉がチラリと顔を上げ、ダッシュして未来子に駆け寄る。
服部も警備員の前をペコりと頭をさげながら通り過ぎる。
和葉「未来子〜、ホンマ無茶するわぁ」
未来子「ごめん。もし爆破予告がホンマやったらと考えたら、居ても立ってもおられんようなって・・・」
ドオオオオォォォォオン!!
凄まじい爆音が轟くと同時に、ビルの高層部分の窓が吹き飛ぶ
コナン「マジかよ!?」
バックパックを背負って走ってたコナンは立ち止まってビルを見上げる。
犯人は予告通りビルを爆破したのだ────!
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ゆん(プロフ) - オリキャラカップル大好きなんです!作ってくださりありがとうございます!! (2022年1月18日 18時) (レス) @page2 id: 565e409edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:togetumizu319 | 作成日時:2018年4月30日 11時