共に、生きていく【TJ】

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桃side〜






緑「……っ、しめ、」






桃「…ぁれ、かいと？眠れなかったの？」








リビングにいた俺を呼んだのは、俺と同じ部屋のベッドで寝ているはずの海人。






時計を見れば、1時過ぎ。




海人がこんな時間に起きてくるなんて、珍しい。







緑「……」







俯いていて、何だか様子がおかしい海人。

こっちおいで、と、海人を呼べば小さく頷いた海人が俺の座るソファーにやってきた。






桃「なんか飲む？ココアとか、」







持ってくるから待ってて、なんて言っても海人は返事をしてくれなかった。







.







桃「ちょ、かいと、どうしたの、」







緑「…っ、………ひゅっ、」







温かいココアを作って持っていけば、膝を抱えてグスグスと鼻を啜っている海人。







桃「かいと1回落ち着こう、苦しくなっちゃう、」







落ち着かせようと、背中をさすれば、俺の胸に飛び込んできた海人。







緑「…しめ、…ひゅ、…くる、…しぃ、っは、」








桃「ぅん、大丈夫、大丈夫だからね、落ち着いて、ゆっくり息吸って、」






せなか触るよー？

と海人にひと言告げてから背中をトントンとリズム良く叩き続けていれば、段々と呼吸が安定してきて。








緑「…も、だいじょぶ、」







パッと俺から離れてしまった海人が袖で涙を拭った。

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