私なんて… ページ6
_A side_
私は1人で素早く階段を降りていった.
教室に入り,自分の机に座った.
今考えてみると私なんか人と彼が釣り合う訳がないじゃないか.
うちのｸﾗｽには私より顔がいい人なんて沢山いる.
さっきまで私の目に浮かんでいた涙が何処と無く馬鹿らしく思えた.
「馬鹿だな……私.こんな事に気づかなかったのか……」
私は気づけば泣いていた.
悲し涙でもあれば悔し涙でもある.
自分の気持ちが混ざり合い過ぎて,頭の中がｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬだ.少し頭痛がする.
…でも……三つだけ…ﾊｯｷﾘしてる事は…
やっぱりbroooockが大好きだったという事.
釣り合っていなくても,一緒に居たい.という事.
彼と居る時が1番自分らしくなれるという事.
この三つ.
私からしたら,あの日.彼が話し掛けてくれたお陰で,私は今こうして生きているのかもしれない.
彼が話しかけなかったら,死んでいたかもしれない.
彼にとってはもしかしたらなんともない.ただ親切をした日だけなのかもしれないが……
私にとってとても嬉しくて,初恋の……大切な日で……大切な人.
もうすぐ,昼休みが終わる.
早く彼が帰ってきて,隣の席でﾜﾁｬﾜﾁｬしたい.
お話したい,馬鹿した__
「……A..!!」
1人で教室で本を読みながらそんな事を考えている私が声を掛けられた.
彼だ……broooock.
陽の光を浴びて,彼の空色の瞳がいつになく綺麗だった.
「ちょっと……いいかな？」
「全然!!丁度暇してたﾄｺ.」
broooockに声をかけられたら,ﾆｺﾆｺしてしまう.
こういう所からも好きなんだなぁ……ってよく思う.
私は彼と共にまた,屋上へ上がった.
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もちふわ - 続きていつ出ますか (2018年12月3日 6時) (
レス) id: 713a8a1867 (このIDを非表示/違反報告)
とーふ(プロフ) - 腐・林檎さん» ありがとうございます!!語彙力ない豆腐ですが頑張ります……!! (2018年10月29日 21時) (レス) id: 5cd5d697c1 (このIDを非表示/違反報告)
腐・林檎 - とても良いお話でしたっ＾＾次回にも期待です(￣▽￣) (2018年10月29日 21時) (レス) id: 476773ebf4 (このIDを非表示/違反報告)
とーふ(プロフ) - 成瀬流々空さん» がんばるるるるる!!宣伝ありがとおおおおお!! (2018年10月29日 20時) (レス) id: 5cd5d697c1 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬流々空 - とーふぅぅぅぅぅう頑張れぇぇぇぇぇえ (2018年10月29日 20時) (レス) id: 72460b34c7 (このIDを非表示/違反報告)
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