お前のスーパースターになりたい

#12 ページ17

としみつside


あ〜、今日もAのことばっかり。


どんだけAのこと好きなんだ……俺。


こんなポンコツは、お前と一緒にいちゃダメなのか？


俺は、お前の憧れにはなれないのか？


俺は、お前のスーパースターにはなっちゃダメなのか？


確かに大好きなのに………


あんな態度とっちゃダメだよな……

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ある日 スタジオにて


「ねえ〜、みんな〜！」


て「どうしたー！みいー？」


と「どうした」


みんながぞろぞろ集まってきた。


「あの、私レモンティー作ってみたんだけど……飲んでくれない？」


て「うわぁ！絶対飲む！」


「あ、そんなグビッと飲むとやけ……」


て「あちぃーー！！喉やけどした！！」


「だから言ったじゃん」


そうして、みんなが飲み始めたころ、俺は部屋に戻ろうとしていた。


これ以上Aと目があったら、可愛いすぎて死にそうだったから。


「としくん飲まないの？」


と「俺はいい。みんなで飲めって言っといて」


「いや、でも………私は、としくんに飲んでほしいの」


と「俺はいいっていってるだろ。編集もあるし」


「…………そうなんだね。ごめんね。迷惑かけて」


そう言って、Aは戻っていった。
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なんであんな態度とっちゃったんだろう。


本当は大好きなのに。


A、悲しんでるよな。


何年でも時間をかけて、絶対お前を笑わせるから。

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