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九話 ページ10

貴方side

女子トイレに置いていかれた私は、ただ何も言わず突っ立っているだけの花子さんの表情を覗いてみる。

花子さんの表情は、なんだか酷く傷ついたような、驚いたような表情だった。
見えない振りをしていても、なんだか気まずいので、私は寧々を探しに女子トイレをでていった。

しばらく寧々を探しまわっていると、足元に金魚のような小さな魚がいた。

私がその魚をみつけるのと同時に、水槽を持ってきた花子さんがやってきて、足元の魚をつまんで水槽の中に入れた。

そのまま、花子さんはこちらを向いて『これはヤシロだよ』とまるで、私に言っているかのようにポツリとこぼし、去っていった。

私は花子さんがいなくなった廊下で、冷や汗をかいた。
まさか、バレたの…?
ありえない、バレるようなボロはだしていない…
なら、何故?

私は考えるのを辞めた。
あれは、ただの独り言だ。自分にそう言い聞かせた。

私は、そのまま家に帰った。

その時まさに、寧々が花子さんと強い縁で結ばれているとも知らずに。

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レモン - 花子「これは、名作だよ。」 (2018年11月7日 17時) (レス) id: 4351e9dc27 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - まるさん、ありがとうございます。直させていただきました。作品をつくるのは初めてだったものですから、よく分からなくて。どうも、すいませんでした。 (2018年10月28日 17時) (レス) id: cb8c6d2623 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。注意事項が色々ある様ですが、まずはルールをちゃんと守りましょう (2018年10月28日 0時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい | 作成日時:2018年10月27日 22時

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