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四話 ページ5

寧々side

さっきの、言い方からすればAは、花子さんのことが、見えていないのかな?
ってことは、今まで私一人で喋っているように見えてたってこと!?
私がショックを受けていると、花子さんはハウツー本を見ながら、何か言っていた。

花子さん「ナニナニ『メソッド78 己の特技を活かすべし』」

そして、私の方を向いていった。

花子さん「ヤシロ特技とかある?」

言うよりも見せた方がはやいので、花子さんと学園の実習園の畑に向かった。

寧々「畑!我が学園の実習園よ!農業学校ではないから小さいけどね」

道具を手に取り私は言う。
そんな私に花子さんは質問する。

花子さん「これがヤシロの特技?」

その質問に髪を三つ編みにしながら答える。

寧々「私、園芸部なの」

そして、道具で土を耕しながら言う。

寧々「特技は土いじり!」

花子さん「…」

私が土いじりが特技だと言うと、花子さんは『えぇ〜土〜?』という顔をした。

寧々「何 その顔!お花育てたりするのよ!女の子らしいのよ!」

私は少し声を荒らげて言う。
だか、すぐに冷静になり、ポツリと言葉をこぼす。

寧々「…でも やっぱりこんなの可愛くないのかな」

花子さんは頭に?マークをつけながら、話を聞いている。

寧々「園芸はね、昔 好きだった人が『女の子らしい子が好き』って言うから始めたの」

寧々「他にもお料理とお裁縫と…あ、お料理はAに教えて貰って…」

寧々「全部上手に出来たら告白しようと思って」

私が話すと丁度優しく風が吹いて髪が揺れる。

花子さん「いつから好きなの?」

寧々「中等部入りたての頃から 告白したのは一ヶ月前」

寧々「三年もかかっちゃった でも…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男「はぁ?“好きです”って…誰、お前キモッ」

私は、持っていた紙袋を両手で抱きしめる。

男「つーか タイプじゃないからお前みたいな大根足」

私はその時、頭を強くぶたれたような衝撃を受け、『大根足』という言葉が何度も頭の中をリピートする。

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レモン - 花子「これは、名作だよ。」 (2018年11月7日 17時) (レス) id: 4351e9dc27 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - まるさん、ありがとうございます。直させていただきました。作品をつくるのは初めてだったものですから、よく分からなくて。どうも、すいませんでした。 (2018年10月28日 17時) (レス) id: cb8c6d2623 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。注意事項が色々ある様ですが、まずはルールをちゃんと守りましょう (2018年10月28日 0時) (レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい | 作成日時:2018年10月27日 22時

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