７話 ページ9
その日の放課後
私は女子の皆と途中まで帰った
途中までっていうのは、学校に忘れ物をしたと言って抜けたから
まぁもちろん忘れ物なんかなくて、ただ上鳴に会うため
教室に着くと、上鳴はスマホをいじって待っていた
後ろから少し覗くと響香とのラインで胸が痛んだ
もちろんそれは響香を裏切っていることに対して
決して上鳴が好きだからとかじゃない
後ろにいるのを気づいたのか上鳴は後ろを振り返った
上「びっくりした〜…時影か」
あ「なに？私なら文句ある？」
イタズラにそう聞くと、まさかといったような顔で
上「むしろお前がいいよ」
なんて甘い言葉を私の腰を引き寄せながら言った
そして、いつも通り深い深いキスをする
何回かした時、それは前触れもなく起こる
ガラガラガラ
教室の扉がゆっくりと、でも威圧的な雰囲気を帯びて開いたのだ
私と上鳴は驚いて、扉の方に目を向けた
う、そ…
耳「アンタら…最低だよ」
響香とクラスの女子がいた
あ「響香…」
私は思ったより落ち着いた声で彼女の名前を呼んだ
上鳴は驚いた…というよりは、どうしようといった顔をしている
八「お二人共、自分が何をしたのか分かっているのですか？あなた達がしていることは人として最低なことです」
百が私と上鳴を睨みながら話す
他の女子達も私と上鳴を睨んでいた
あーあ
終わりだ…
こうなったらもう…
別れさせ屋のことがバレないように、私が完全に悪役になるしかないか…
あ「…知ってるよ？そんなこと…でもさぁ」
私はここでニヤリと顔を歪ませて
あ「私、人のモノとるの好きなんだ」
そう続けた
そう言った瞬間に左頬に痛みが走った
耳「ふざけんな！！…それって、上鳴のこと遊びだったってこと？」
ごめん響香
自分の辛さよりも上鳴の心配をしてる響香にすごくすごく胸が痛んだ
でも…
私は笑いながら言い放った
あ「ｱﾊﾊｯそうだよ？これは遊び、全部全部遊び…バレたならしょうがないなぁ…上鳴、もうキミは用済みだよ…じゃあね」
私はそれだけ言うと、教室を出た
響香とすれ違いざまに「ｺﾞﾒﾝﾈ」そう小声で言って
皆から私が見えなくなってからは全力で走った
頬を伝う涙に気付かずに…
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ナキ(プロフ) - けいさん» ありがとうございます！やっぱりかっちゃんは尊いですよね！！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！！！ (2018年9月17日 0時) (
レス) id: 2b3e0046bd (このIDを非表示/違反報告)
けい - 最初から最後までかっちゃんにキュンキュンしっぱなしでした！「いやーさすが男前！」って感じでしたwwこれからも応援しています！！ (2018年9月17日 0時) (レス) id: dd5d1b916c (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - kanaiさん» コメントありがとうございます！爆豪だったらドストレートに言うかなって思ってこうしました！気に入って貰えて嬉しいです！もう少し続きますがよろしくお願いします！ (2018年8月13日 23時) (レス) id: 2b3e0046bd (このIDを非表示/違反報告)
kanai(プロフ) - 告白ｯｯｯｯ仕方が男らしすぎる！！めっちゃ良すぎて叫びそうになりました笑これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2018年8月13日 23時) (レス) id: 22b827ceee (このIDを非表示/違反報告)
ナキ(プロフ) - あゆめさん» コメントありがとうございます！かっちゃんイケメンですよね！我ながら自分で書いてて夢主可哀想だなぁって思っちゃってます…もう少し続くと思うので、最後までお付き合いください！！ (2018年8月11日 12時) (レス) id: 2b3e0046bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナキ | 作成日時：2018年6月12日 20時
