176話 ページ2
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轟君と私は友達らしく仲も良かったとのこと
それなの私は轟君の事だけ全く覚えていなかった
出久君の驚いた表情も
轟君の悲しそうな表情も
ずっと私の頭の中から離れない
私は大事なことを忘れてる
なのに全く思い出せない。
思い出そうとすると体が拒絶するんだ
頭が痛くて辛くて悲しくて仕方がない
翌日
相澤先生とオールマイトが来た
オ｢空壊少女、久しぶりだね！元気かい？｣
貴｢はい、まあ、なんとか……｣
相｢空壊、急にで悪いんだが……
雄英の全寮制が決まったんだがお前の意見を聞きたい｣
貴｢そっかぁー。私親いないから直接なんですもんね。……いいですよ、ただ……｣
オ｢ただ……？｣
貴｢……記憶喪失らしくて所々覚えてないんです。｣
個性の使い方も
色んなことが今の私からしたら1からのような気がして怖かった
相｢……いずれは元に戻る。それまではA組の奴らに助けを求めたらいい｣
そしてオールマイトは相澤先生の隣で頭を下げる
オ｢…………ｯすまないｯ！！空壊少女！！あの時助けられてたら……ｯ！！｣
そして相澤先生も続けて
相｢すまなかった｣
そう言い私に頭を下げる
でもね、今頭を下げられても
どんなに謝られても私の中でハッキリしないんだよ
何が何だか分からないんだよ
貴｢覚えてないから大丈夫ですよ……！｣
そして明日から全寮制、学校が始まるから
私はその日退院した
ただ、2週間に１回は病院へ来るように
すぐに異変があったら病院へ来るように言われている
先生達に送ってもらい
久々に家でくつろげる
今日は早めに寝ようと思い
寮に必要なものなど色々準備を済ます
貴｢(一応出久君にメッセージしとくかな)｣
出久君に退院した事、明日からまたよろしくね、と言う事を入力し送信する
どっと疲れてたのか私は
すぐに目を閉じた
私は夢を見た
顔がぼやけてよく見えない
声は男の人の声だ
『Aｯｯ！！！！！』
ねえ、一体誰なの？
『なぁ、お前冷てぇよ……』
よく見るとその人は崩れてるビルの中
私を抱えて泣いていた
『……A、絶対死ぬなよ』
その人は私を抱えて必死に走っていく
ねえ、待ってよ
誰なの君は……
なんで思い出したいのに
顔が見えないの……
このまま大事なこと
忘れたままじゃダメなのにｯ！！
夢にしては妙にリアルで
どこか苦しい気持ちになった
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麗紅花(プロフ) - はじめまして。シリーズ１から小説を読みました！最高でラブリーでドキドキとワクワクでいっぱいになりました!更新楽しみです。頑張ってください!! (2020年8月9日 3時) (
レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
Flower(プロフ) - 更新頑張ってください!!続きがとても気になるので！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: cd08cf8264 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年1月27日 0時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すけ | 作成日時：2019年6月19日 23時
