92話 ページ2
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彼は真剣な目で私を見る
轟｢ずっと考えてた。
どうすれば寄り添ってやれるか。
俺は背中押されてばっかだ。
けど、お前を支えてやりてぇと思った｣
彼は掴んだままの腕に、
少しギュッと力を込めた
轟｢……Aの事好きだ
隣にいさせてくれねぇか？｣
その言葉で一瞬にして心が満たされた
私は頷いて言う
貴｢……隣にいてください｣
彼は掴んでた腕を引き私を抱きしめる
轟｢A、ありがとな｣
幸せってこんな感じなんだ……
自然と涙がこぼれる
泣いている私を見て彼は
轟｢わりぃ、そんな嫌だったか？！｣
貴｢ちがうよ、嬉し泣きだよ……！
幸せってこんな感じなんだなーって
誰からも必要とされてなかったから。
好きな人から好きでいてもらえるってこんなに嬉しいんだなって｣
彼は優しく笑って
轟｢大丈夫だ、これからは俺がいる｣
なんでこんなさらって言えるんだろう
ほんとずるい
色んな話をしながら
焦凍くんは私の家まで送ってくれた
貴｢じゃあ、明日ね｣
轟｢あぁ｣
┈┈┈┈┈次の日┈┈┈┈┈
ん〜〜何着よう
いや、別にデートじゃないしさ
でも、焦凍くんのお母さんと会うし
これでいいや！！！
ギンガムチェックのワンピースを手に取り着る
ああ、もう行かなきゃ！
そう思い玄関まで行くと
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
ドアを開けると
轟｢迎えに来ちまった｣
貴｢焦凍くん！！！今私も出ようと思ってた！おはよう！｣
轟｢おはよう｣
貴｢わざわざ迎えよかったのに！｣
すると彼は、俺が来たかっただけだと言う
しばらく無言が続く
きっと緊張してるのだろう
病院に着くと焦凍君の顔が少し曇る
受付の人に聞き病室まで行く
私は焦凍くんの手をギュッとにぎる
貴｢大丈夫。ね？｣
轟｢ありがとな｣
少し落ち着いてくれたらしく
ゆっくりドアを開ける
中に入ると
焦凍くんのお母さんがいた
轟｢…………お母さん｣
焦凍くんのお母さんは振り返る
……やっぱ似てる。
親子だなって実感する
少しだけ、羨ましい。
そしてそれから焦凍くんは
今までのことや私の事色んな話をした
私もその中に入れているのが嬉しかった
冷さんは私にもまた来てねと言ってくれた
轟｢今日はありがとな｣
貴｢こちらこそだよ！家族って素敵だね｣
あの少しの時間だけ
家族ってこんな感じなんだろうなって分かった
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透花優音 - 107話、「八百万」が「八百屋」になってますよ！！（（いまさらすいません (2020年5月11日 18時) (
レス) id: 780ff5f69c (このIDを非表示/違反報告)
すけ(プロフ) - わたあめさん» ご指摘ありがとうございます！すぐ直します<(_ _)> (2019年6月22日 11時) (レス) id: f18d427944 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 108話の切島くんのセリフ。クラスでも機動力のいいやう固まったなぁ！と、なっているのですがクラスでも機動力のいいやつ固まったなぁ！ではないでしょうか。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: cf2a0e4c93 (このIDを非表示/違反報告)
すけ(プロフ) - ヨモギさん» ご指摘ありがとうございます！すぐなおします！ (2019年5月3日 22時) (レス) id: f18d427944 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ - 131話の、峰田の漢字ちがう。 (2019年5月3日 21時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すけ | 作成日時：2019年3月22日 19時
