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第55話 ページ11

入口に立つ近藤さんが悲痛の表情で総悟を見る


「あ…え、ッ…総悟、」


こんな光景を見てしまったのだから当然と言えば当然。しかし、


「ど、ど、ど、どうしよう」


彼の口から出てきたのは思いも掛けない言葉。

「…は…?」

「へ…」

「嫌いって俺に言ったのかな。Aも年頃なんだから、トシの言うとおりにすればよかったかな、」


「おい、近藤さん」


「年頃の娘なのに俺たちにヘソ見られてショックだったのかな、」


(いやヘソなんて問題じゃねーよ!半裸だよ!)


「それとも、総悟に甘えてるトコ見られたくなかったのかな、」


(いやいやいやいや……突っ込むトコ違ェーだろ)


「ああ゛ーッ…もーどうしよう、」


「近藤さん、一回落ちつ…」


「どうして俺はこう、気がまわらんかな…」



純粋な近藤さんには、全くそうは見えていなかったらしく、


「Aに無視されたりしたら、もう生きてけないかも!!!」


息継ぎ早に俺にくってきたあとは、



「総悟も、ごめんな。」

一点の曇りもない、純粋な眼差しで、総悟に語り掛ける。


「お前がついてたんなら、心配なかったな。」


黙ったまま俯くその肩が、小刻みに震える


「余計なことして悪かったなあ…」


「……」



おそらく今のコイツには、近藤さんのこの言葉が一番胸に突き刺さるハズ。



「近藤さん、他の奴等が心配する。」


きっと、もう。大丈夫だ。


「今日のところはその辺にして戻るぞ、」

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あつぽん(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます!!!私としてもすごく思い入れのあるこの作品についてそういうコメントいただけるのはすごくうれしいです!これからもよろしくお願いしますね(*^_^*) (2016年12月7日 11時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 1から読みました!話に引き込まれていって凄く面白かったです!!最高!!! (2016年12月3日 14時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - みゅうさん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - あつぽんさんの作品は全て読ませてもらっています!どれも面白くて大好きですっ!これからも頑張って下さいq(^-^q)応援しています(*´ω`*) (2016年8月2日 19時) (レス) id: ad4e56f403 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 月夜さん» おおおお!総悟&神威好きに出会えるとは!!わたしも大好きなので、喜びのあまりにやにやがとまりません(笑)実は私の作品、神威が活躍するの多いんですよ(笑)これからも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年2月6日 10時

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