第8話 ページ10
夜、沖田の自室で、２人がいつものように話している。
「そーちゃん、土方さんが屯所壊すなって怒ってたよ？」
「しぶといヤツでさァ。そういうAだって、また、土方さんの部屋の襖に悪戯してたじゃねェか」
「ばれてたの！？ていうか、そーちゃん悪い顔しすぎ！」
「気付いてんのは俺くらいでさァ…まあバレても、あの人はAに甘いから大丈夫だろ。」
「あたしが姉上に似てるからだよ。償ってるつもりなんじゃない？」
「…………」
「そーちゃん？」
突然。沖田が隣で寝転ぶAの身体を引き寄せ、Aの唇を強く奪った。
「んん……っ」
そのまま深く舌を差し入れ、Aの喉の奥まで舌先で舐めまわすと、Aから苦悶の声が洩れ、そっと唇を離した。
「お前も俺の事言えねェくらいには、怖ェー顔してやすぜ。」
「んっ……そーかな」
「あァ…瞳孔開いてまさァ。隈も酷ェし、お前、また寝てねえだろ？」
「そーちゃんだってガン開きじゃん…。」
「俺は土方さんの話をしながら、そこまでおっかねェ顔はしやせんぜ」
「てか、寝不足は半分くらい、そーちゃんのせいでしょ、」
「そーだったかねィ…ま、明日は何をしてやりやしょうか？」
「あははっ。もー、そーちゃんも懲りないよねえ。じゃあ、とりあえずお茶に酢とか、」
Aがケラケラと笑いながら言えば、頬杖をついて一緒になって笑う沖田。
「そんなん生温いですぜ？とりあえず、朝イチで冷水ぶっかけて…」
「やだー、よくそんなの考え付くよね」
「キャリアが違いやすからねィ」
仲の良い兄妹の日常。
同じ布団に入った二人が、一糸纏わぬ姿であること以外は。
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あつぽん(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります！これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (
レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - これ面白すぎです (2016年8月23日 20時) (レス) id: 7a9606292a (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます！コメント、本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします！ (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張って下さい♪ (2016年2月5日 17時) (レス) id: 5defdd12f1 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 高杉銀時さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていると言っていただけると、すごくテンション上がっちゃいますよー(*^O^*)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします ！ (2016年1月12日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あつぽん | 作成日時：2016年1月4日 14時
