検索窓
今日:1 hit、昨日:39 hit、合計:186,105 hit

第37話 ページ39

「お前が気にしてんのって、旦那だろ?」

「ッ…そんなこと、」

「別にいいけどねィ」

ふと逸らした視線の先に映ったのは、襖の小さな隙間から見える廊下だった。

「つーか、このままヤッてたら、ホントに見られちまうかもな」


唇の端を上げてはいるが、紅く光る瞳の奥は笑っていない。

「もういっそ、ばれちまった方が楽かもねィ」

鋭い瞳に、射抜かれてしまいそうな視線。
なのに、口元は妖艶に微笑んでいる。

「っ…そーちゃ、」

俺は口の端を上げ、不安げにこちらを見つめる彼女の身体を壁に向けて強引に反転させた。

「やっ、だめだってば」

壁に手をつく格好にされ、無防備になるAの身体。
Aは直ぐに身体をひるがえそうとするが、俺は背後からキツく抱き締め、彼女から自由を奪う。

「そーちゃん、離して、人が来ちゃうかも」

焦りを含んだAの声色。

「そん時はそん時でさァ」

だが俺は、抱き締める力を緩めない。

それどころか背後から着物を乱し、下半身の着物をめくり上げた。

「ちょっと、ホントに、」

感じる場所に愛撫を繰り返すと、彼女は甘い吐息を吐きながら首を左右に振る。
逃げたそうにまだ抵抗するが、壁と俺の身体に挟まれて動けない。


「そーちゃんっ、やだってば…」

「声、」

「えっ…?」

「声、抑えとかねェでいいのかよ、

外に聞こえて、旦那や土方さんが来ちまうかもしれねーぞ」

「んっ…やッ、そーちゃん、」

「ま、俺はどっちでも構わねーけど」

そう言いながら指先で、下着の上から秘唇をなぞっていく。


「んっ…ッ…」

細かく、ゆっくりと撫で上げていくとやがて、蜜を吸い込んだ布がしっとりと濡れてきた。

「もう、濡れてやすぜ」

Aは強く唇を噛み締め、こみ上げてくる快感を何とか押し殺そうとする。

「…そんな事言わな…あっ…」

指先には、ぷっくりと膨らんだ真珠大の突起を感じて、俺は執拗にコリコリといじる。

Aは背筋を駆け上がっていくゾクゾクするような感覚が、どんどん増していくが…。


「やっ…、んっ、」

それでもやっぱり、声を抑えてしまう

「っ…待っ、…んぅ」

「待たねェ」


短く言うと、弱々しくもがく腰をぎゅっと押さえ、広げたそこに指を挿入する


「力で俺にはかなわねーんだから、早くしちまった方が良いと思いやせんか?」

彼の語気鋭い命令口調に、Aは頬をますます紅潮させ、瞳を潤ませるだけだった。

第38話→←第36話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
195人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あつぽん(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - これ面白すぎです (2016年8月23日 20時) (レス) id: 7a9606292a (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます!コメント、本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします! (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張って下さい♪ (2016年2月5日 17時) (レス) id: 5defdd12f1 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 高杉銀時さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていると言っていただけると、すごくテンション上がっちゃいますよー(*^O^*)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします ! (2016年1月12日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月4日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。