第34話 ページ36
「なあ…俺、ヤバイことしちゃった、よな?」
「いや…多分大丈夫だろ…、」
「やっぱ…未成年に酒は不味ったなァ…」
皆が酔い潰れているのとは反対に、一気に酔いが覚めていく土方と銀時。
「沖田くんすげェ怒ってたから、ちょっと見てくるわ…」
「万事屋…!!ちょ、ちょっと待て!!」
土方が銀時の肩を掴むと同時に、
ガタン!!
廊下から聞こえてきた大きな物音。
「なあ、マジで…ヤバくね?」
ますます銀時の不安は募る。
「沖田くん、女の子に手ェ上げたりしねェよな…、」
「俺が見てくる、」
「いやいや、俺も心配なんだって…」
しかし、
「いいから…ここに居てくれ…」
只ならぬ様子の土方に、押しきられてしまう。
土方が廊下に出ると、Aの肩を掴んで怒鳴る沖田の姿が。
「ッ…居たな、」
普段、Aに対しては優しすぎるくらいなのに、あそこまで怒鳴るのは珍しい。
Aが時折口を開きかけるが、総悟は止まらない。
(…総悟のヤツ大分興奮してやがる。)
話が変な方向に流れ始める。
そろそろ人が来てしまうのではと、一旦止めようと一歩踏み出した時。
「ッ…あいつら、」
何か言おうとしたAの口が、総悟の唇によって塞がれた。
(こんなトコで、何考えてンだよ…)
小さく抵抗を見せたAの身体は、総悟によって引き寄せられ、顔は後頭部を押さえられた事に寄って固定されていた。
表情は見えないが、なんとも言えない雰囲気。
いつもなら介入して止めるところだが、今日はなんとも言えない雰囲気の二人に迷っていた。
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あつぽん(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - これ面白すぎです (2016年8月23日 20時) (レス) id: 7a9606292a (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます!コメント、本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします! (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張って下さい♪ (2016年2月5日 17時) (レス) id: 5defdd12f1 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 高杉銀時さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていると言っていただけると、すごくテンション上がっちゃいますよー(*^O^*)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします ! (2016年1月12日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月4日 14時