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第30話 ページ32

「おい、なんでテメーがここにいる」


「は?俺は招待されて来たんだけど」


土方の復帰祝いもかねていたこの慰安会。

そのため、今回の一件ではかなり世話になった銀時を誰かが気を使って呼んだらしい。


別に土方とて銀時が本当に嫌いな訳ではない。感謝も僅かながらしているし、侍としては認めている。


ただ、

「あ、旦那ぁー!」


「おーA、私服じゃーん!」


Aと仲が良いのだ。


普段は副隊長として気を張っているAも、親しいものにだけ見せる、年相応の表情になる。


ーーーーーー

「皆、今回はよくやってくれたな!
トシも復帰おめでとう!

それじゃあ、乾杯!!!!」

乾杯の音頭がとられ、一気にみなそれぞれ弾ける。




土方が相変わらず静かに上座で酒を飲みながら、Aを探せば、銀時がちゃっかり隣をキープしていて。



(そーいや総悟は…)


いつも一緒の沖田兄妹。そんな彼らの片割れが今日に限って見当たらない。

たまにはそんな日もあるだろうと思い、再び酒に手を伸ばすと、

「うおッ…!!」

自分の隣には隊士達に酒を注がれている彼の姿。

「総悟…!」

「大声出して、何なんですかィ…」

「いや…お前らが一緒に飲まねェなんて、珍しいと思ってよ…」

「せっかくの土方さんの復帰祝いなんで、存分にからかってやろうかと…」

「てめェなァ…」


「それに、」

二人で飲んでいると、いい雰囲気で話している銀時とAの姿が見えた。


「土方さんも言ってたじゃねェですか。このままAを嫁に行かさない訳にはいかねェでしょう。」


少し困ったように笑った総悟はクイッと酒を一度飲み干す。

「そうだな…、」

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あつぽん(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - これ面白すぎです (2016年8月23日 20時) (レス) id: 7a9606292a (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます!コメント、本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします! (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張って下さい♪ (2016年2月5日 17時) (レス) id: 5defdd12f1 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 高杉銀時さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていると言っていただけると、すごくテンション上がっちゃいますよー(*^O^*)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします ! (2016年1月12日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月4日 14時

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