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第11話 ページ13

「もうすっかり暖かくなってきたねー」

「いー気持ちだなァ―」

「旦那と初めて日向ぼっこした日も、こんな天気だったよね」

「あー…そーいや、そーだったかもなァ」

銀時はいつもと変わらぬやる気の無い表情


「絶対覚えてないよー」

「いやいや、銀さん、ちゃーんと覚えてンよ?」

「そーかなァ」

Aは少し微笑みを浮かべ2人して空を仰いだ

(覚えてンよ…つーか、好きな女との出会いとか、忘れるわけねェじゃん。)

―――――

(一年前)
“んで、コイツが妹のAでさァ”

(こりゃまた別嬪さんなことで…)

“手ェ出したらタダじゃ置かねェーぞ”

“出さねェーよ!多串くんこそ目ェ血走ってンじゃねェの?”

“ンだと、コラ…”

腐れ縁から何かと真選組の騒動に巻き込まれる事の多い万事屋。

“沖田Aです、いつもお世話になっています。よろしくお願いいたしますね。”

“おー…よろしくな、”

沖田の妹と紹介されて、整った容姿や珍しい女隊士ということもあり印象深かった。

その数日後。

“旦那…?”

“ぎゃッ……妹ちゃん、どうして?”

家賃の取り立てから逃げるため、這いつくばって植え込みに隠れていた俺。

“ここ、屯所の敷地内なので”

“マジでか!?”

綺麗な声が頭上から聞こえ顔を上げると、ありゃ将来べっぴんさんになんだろなァなんて思ってたAだった

“よかったら上がっていきます?”

こんな若い女の子に助けて貰うなんて情けないとも思ったが…

“銀時ィィィ”


“うげッ…!頼む、匿ってくれ!”

“了解!旦那、こっちこっち!”


それからお互いの趣味がかなり合うことがわかり、しばしばこうして上がりこんで話す様になった。

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あつぽん(プロフ) - 白雪さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - これ面白すぎです (2016年8月23日 20時) (レス) id: 7a9606292a (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます!コメント、本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします! (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 続き楽しみです!更新頑張って下さい♪ (2016年2月5日 17時) (レス) id: 5defdd12f1 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 高杉銀時さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていると言っていただけると、すごくテンション上がっちゃいますよー(*^O^*)これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします ! (2016年1月12日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2016年1月4日 14時

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