birthday (ページ2)

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「テソン～…言いにくいんだけど…私もケーキ作っちゃったの…でも今日食べなくてもいいからね？明日の朝でも食べられるから…」

テ「嘘！食べる！今から食べる！」

「無理しなくていいから；」

テ「冷蔵庫？」

「そうだけど…」

テ「持ってくる！」

「ちょっと、テソン！」

テソンは繋いでいた手を離し、冷蔵庫へ走って行った。

うわあああ、テバギダー！！と叫んでいるのが聞こえてきて、思わず笑ってしまった。

テ「A、すごい！！ありがとう！！」

テソンのカロリーを考えて、さっぱりしたフルーツタルト。大きく苺を並べて27と書いてある。

「생일축하 해요 대성오빠^^♡」

テ「ははっ(笑)고마워～」

慣れない韓国語で오빠なんてちょっと恥ずかしい。

テソンも少し照れていた。

「あと…これ、プレゼント。はいどうぞ^^」

ベッドの横に隠してあった誕生日プレゼントを渡した。

テ「プレゼントなんていいのに…」

そう言いながら嬉しそうにラッピングを剥がすテソン。

テ「うわああああ！！！テバギダ～～～～！！！」

テソンは満面の笑みを浮かべて、子どもみたいにプレゼントを抱きしめた。

私があげたのはテソンの大好きなレゴ。テソンのお気に入りシリーズの過去の人気商品。

今はもう販売していないから、かなり頑張って探して手に入れた苦労の賜物。笑

テ「どうやって手に入れたの？？？」

「秘密～(笑)」

テ「A、最高！！本当にありがとう！」

「ねえ、中開けてみて？」

テ「え？」

中にはさらにラッピングしてあるプレゼントが入っている。

テソンは取り出してはてなマークを浮かべていた。

テ「これも開けていいの？」

「もちろん」

テソンがラッピングを剥がすと、驚いた顔した次の瞬間には目に涙を浮かべていた。

私があげたのは、レゴのフレームで作った写真立て。
中にはテソンのご両親とお姉さんと私の４人で写った写真が挟んである。

そして裏にはみんなからのメッセージ付き。

テソンはメッセージを読みながら一生懸命涙を堪えていた。