貴方サイド続き 変わり果てた… ページ8
そう言いながらジリジリと皆が私に近づいてくる
貴方『あ、あの…?』
私はとりあえず質問に答えようとしたがやめた。頭にまた何かの映像がフラッシュバックしたからだ。
そこには沢山の警察がいて、その人達に君の悪い笑みで見下されるそんな映像…
私はその映像を見て息を飲んだ。何故ならその警官の後ろに…
ガタッ
貴方『!!』
いつの間にか私は後退りしていたらしい。後ろの手すりに身体が当たり、意識が戻る。
貴方《今の映像は一体…》
そう考えていたら、パシッと手を掴まれて何かと思えば、伊達さん以外の警察学校組が目の前にいて、松田さんが私の手を掴んでいた。
松田「もう逃げ場はないな?」
萩原「Aちゃん!キッドと何してたの!?」
光「それキッドが盗んだ宝石だよね?何で持ってるの?」
安室「さぁ一言一句違わない説明をしてもらいましょうか?」
貴方『あ…』
サーと血の気が引くのがわかる。だって皆があの警察達と重なって見えるからだ。
それがこの人達は警察なんだと嫌でも私に知らしめる。そしてその後ろにあったのは…
間違いなく私の変わり果てた姿だった。血が流れ、目には光が灯っていなかったが、その目と目があった気がした。
貴方『ち、違っ…』
頭の中でそれを必死に追い出しながら、目の前の人に対して弁解をしようとする。まるで二人の私が戦っているみたいで気分が悪かった。
警察嫌いの私と、今の私が…
貴方『す、すみません帰ります!』
私は早くここから去らなきゃ行けない気がした。早くしないと私は…
この人達を傷つけてしまいそうだったからだ
松田「あ?キッドと何してたのか言えねぇってのか?」
貴方『ち、違います!た、ただ気分が悪くて…』
安室「へーさっきまで良さそうでしたけど。顔が少し″赤″かったですし…」
赤って言った時嫌そうな顔しながら言わないでください!どれだけ赤井さんが嫌いなんですか!
光「まぁまぁ気分が悪いなら仕方ないんじゃないか?」
貴方《あれ?そういえばで諸伏さんも警察なのに警察と被らない…警察だって言われてないから?それとも…》「そういえばで緑川さんて何でここにきたんですか?」
光「あぁ。僕も警察だからね。しかも公安。」
この世界の諸伏さんは、組織に入ってノックだとばれ死ぬ事になっているはず。それが生きて変装して、公安にいるって事は何とか生きて死んだふりしたって事か。
あれ?警察だって聞いたのにまだあの映像の警察に被らない…。
文字数…
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ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!完結と表記されてますがこれで終わりなのでしょうか?!すごく続きが気になるので連載頑張ってください!!応援してます!! (12月31日 13時) (レス) @page21 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 24c86a42de (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください!応援しています! (2021年5月3日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 服部くんが早く出てほしいです。もちろん、応援しているので、続きを書いてほしいです。 (2021年3月21日 14時) (レス) id: 9b7223f398 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月12日 1時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:toboku | 作成日時:2020年12月10日 17時