赤井サイド続き ページ21
何故か放心状態になっている彼女にジンについてどんな奴なのか知っているかと聞くと、首を傾げながら
貴方『？ジンさんの事ですか？んー最初に会った時も黒い服を着ていたから、黒が好きなんだと思います。あ！後、ケーキも好きみたいですよ！ケーキを10個もケーキ屋で買ってましたから！』
と言ってきた。
ジンがケーキ屋でケーキを買っていただと！？あのジンだぞ！人違いじゃないのか！？
と内心困惑しながらも、俺は彼奴にはもう会うなと言った。
黒である可能性は高いが、それをわざわざ言うということはアイツの素性を知らない可能性が高いと判断したからだ。
するとまた不思議そうに首を傾げながら、どうしてと聞いてきたので、仮説は確信に変わった。
ならば何故君は黒なんだ…。他の組織の一員なのか？と考えながら、
赤井「…彼奴は危険なんだ。頼むお前は…黒じゃないんだろ？」
と聞いた。頭では黒だと確信しているのに、黒だという事を身体が拒否する。
そんな俺を見て目を一瞬点にした彼女は、またあの時のように雰囲気が変わる。
その様子は何かに神経を研ぎ澄ませているようだった。
そして集中力が切れたのか、今まで呼吸を止めていたんだろう。必死に息を吸い始める。
赤井「おい。大丈夫か？」
貴方『え？あ、はい…。』
そうは言うが顔色がかなり悪い。その目には恐怖の色が映っている。
前々から思っていたが、彼女はどうやら訳ありのようだ。何故俺に相談しない。
俺じゃなくても誰かに言えば楽になる事だってあるだろう。それとも…お前が抱えてるものは人に言えないものなのか？
何故お前はそんなにも…
赤井「一人で抱え込むな。」
そう呟き、一瞬でAを腕の中に収める。
貴方『へっ！？ちょっ赤井さん？』
突然の事に驚いたんだろう。彼女は俺の腕の中でアワアワしている。
そんな姿も可愛いが…これが邪魔だな。
俺は彼女の首に見える跡を見据えながらそう思い、そこを１舐めした。すると
貴方『ひゃっ！』
と彼女が声を上げる。誘ってるのか？
俺はそこに上書きする様に跡を残す。その間
貴方『あ、赤井さん！痛い！痛いですってば！』
とAが暴れるも、この前の力はどこへやら。俺にはただの無駄な抵抗だった。
そして口を離し、跡が残ったのを確認すると俺は彼女から離れた。
赤井「すまない。舐めたら傷の治りが早いと思ってついな。」
と嘘をついた。本当はお前を独占したいだけだなんて言えるはずはない。
終わり
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ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！完結と表記されてますがこれで終わりなのでしょうか？！すごく続きが気になるので連載頑張ってください！！応援してます！！ (12月31日 13時) (
レス) @page21 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月26日 21時) (レス) id: 24c86a42de (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！応援しています！ (2021年5月3日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 服部くんが早く出てほしいです。もちろん、応援しているので、続きを書いてほしいです。 (2021年3月21日 14時) (レス) id: 9b7223f398 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月12日 1時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：toboku | 作成日時：2020年12月10日 17時
