ゼロサイド まだ大丈夫 ページ49
僕がヒントを告げると、困惑した様子のAちゃん。
貴方『ねぇそれどういう意味なの?』
あれ理解できてないんだ?
じゃあ″まだ″大丈夫だね…
ゼロ「そのままの意味だよ?」
貴方『そのままって…いいに決まってるじゃない!こんなとこいたら赤井さんや降谷さん、工藤さんにめちゃくちゃ疑われるし、米花町は犯罪都市だから死ぬ確率高いし、だから私は早く帰りたくて…』
僕がそのままの意味と伝えたら更に困惑した様子で、Aちゃんはそう言ってきた。
でも…
ゼロ「本当に?」
貴方『へっ?』
そう僕が聞くと変な声を出して、顔を青くしていくAちゃん。
貴方『…あっちに私の両親や、友人がいるだろうし、その人達に会う為にも早く帰りたい。だから本当…なはずなんだけどな…。』
確かにあっちには両親が友人がいるけど…
おっとこの先はまだ早いから言わないでおくよ。
一気に話したらつまらないからね♪
Aちゃんはというと、何故か震えながら考え込んでいた。
貴方『どちらにせよ。自分が何者かわからないのは…辛い。』
考え込んで出した答えなんだろうけど、その辛いは本当にそれが原因?
僕は…
ゼロ「…僕からのヒントはおしまい。後はよく考えてね?後、教えたんだから明日6時30に美術館。忘れないでね?」
そう言ってAちゃんが止めるのも聞かず、Aちゃんの家から出たんだけど…
沖矢「おや。こんにちわ。この前Aさんと歩いてましたよね?私この家に住まわせていただいてる沖矢昴と申します。少し話を伺っても?」
と沖矢昴が話しかけてきた。あぁようやくこっちにもヘイトを向ける気になったんだね。
そうこなくっちゃ♪
怪しいのはAじゃなくて僕だって事を知らしめて、君達にはAちゃんを僕から守るヒーローになって貰うよ。
え?辛くないかって?Aちゃんが幸せになる為なら…僕は何だってするよ。例え僕のこの気持ちが…
ゼロ「いいですよ〜?あっ僕柊木零。気軽に零でいいですよ♪あだ名はゼロです♪よろしく〜!」
叶わなかったとしても…ね。
沖矢「そ、そうですか…とりあえず中に入ってください。美味しいコーヒーでも入れますから。」
ゼロ「はぁい♪」
俺はそんな事を考えながら、沖矢昴さんについていった。
中に入ってすぐに
ゼロ「ところでさ、何で変装してるの?沖矢さん♪」
と言ったら驚いた顔を見せた。
気づかないと思った?ならまだまだ甘いね。
次回予告(※ネタバレ注意)とお知らせ!→←貴方サイド 刑事でいいと言われた時…
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toboku76(プロフ) - ぷぅ様。忙しい中のお返事ありがとうございます!はい!楽しみにしていて下さい! (2020年12月16日 21時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - なるほど、そうだったんですね(#^.^#)これからも更新楽しみにしてますね(*^^*) (2020年12月16日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
toboku76(プロフ) - ぷぅ様。コメント、ご指摘ありがとうございます!苗字を一度白井に変えたんですが、やっぱり宮城がいいなとなった時の名残が残ってしまっていたようですね。助かります! (2020年12月16日 12時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 初めてのコメントで失礼しますが、世良サイドの違和感のページで主人公の名字が宮城なのに宮城の名字から白井に変わってたりしてますよ(´∀`) (2020年12月16日 1時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
toboku76(プロフ) - あかいも様。コメントありがとうございます。更には好きと言ってくれた事、更新を楽しみにしてると言ってくれた事、労いの言葉をくれた事に深くお礼申し上げます!頑張ります! (2020年12月3日 22時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:toboku | 作成日時:2020年12月1日 21時