世良サイド 違和感 ページ19
今日は転校生が来るというので楽しみにしていたんだけど、来たのはかなりの美女。女である僕でさえ、一瞬その笑顔に見惚れてしまった。
席の話になった時、僕が隣が空いてると伝えると、ビックリした様子でこっちを見た。
世良《多分僕が男かと一瞬思ったけど、制服見て女だったからビックリしたのかな》
白井君がゆっくり隣の席に座った途端に自己紹介をした。
そしたら敬語で返ってきて少し驚いた。
世良《緊張してるのかな。》
そう考えているとホームルームが終わり、宮城君はクラスメイトに囲まれてしまった。
困っている様だったので、助けようと
世良「そんな一気に詰め寄ったら緊張しちゃうだろ?」
と声をかけたら、宮城君はまたビックリした様子でこっちを見た。
世良《助けてくれると思わなかったってところかな。》
そう考えてると
園子「そうよそうよ!質問は順番にゆっくりやんなさい!」
蘭「ごめんね宮城さん。大丈夫?」
と蘭君と園子君が僕の援護をしてくれた。
貴方『えっあ、はい。神奈川から来ました。好きなものは歌です。彼氏はいません。好きなタイプは純p…優しい人です。』
世良《じゅんp?何を言いかけたんだ?それにしても…》「あんな一気に話しかけられたのに良く全部聞き取れたね。」
貴方『え?』
園子「確かにそうね。」
蘭「耳いいの?」
貴方『あ、えっと…まぁそれなりに…“多分だけど“』ボソッ
最後は蘭君や園子君には聞こえなかったみたいだけど、僕は近いからはっきり聞こえた。
世良「多分って自分のことなのにわからないのか?」
貴方『えっ!いや…そうじゃないですけど…』
世良「それに、さっきから気になってたけど、何で敬語なんだ?同級生だし、クラスメイトだろ?最初は緊張してるのかと思ったけど、そうでもないみたいだよな?何でだ?」
蘭「世良さんもうその辺にしようよ。宮城さんにだって転校してきたばっかりで色々あるんだろうし。ね?」
貴方『え、いやその…』
そう蘭君が宮城君のフォローをするも、僕は納得いかなかった。それに多分…
園子「でも確かにクラスメイトに敬語はちょっとおかしいわね。別にタメ口でもいいのに。」
ほらやっぱり園子君も気にしてる。
蘭「私もできたらタメ口聞いて欲しいけど…無理そうならいいのよ?宮城さん。」
貴方『うっ!ちょっとすみません!』
ちょっと詰め寄りすぎたかな。宮城君はそういって教室から走り去ってしまった。
文字数…
世良サイド続き 君がいいから→←貴方サイド 同じクラスだけは…
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toboku76(プロフ) - ぷぅ様。忙しい中のお返事ありがとうございます!はい!楽しみにしていて下さい! (2020年12月16日 21時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - なるほど、そうだったんですね(#^.^#)これからも更新楽しみにしてますね(*^^*) (2020年12月16日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
toboku76(プロフ) - ぷぅ様。コメント、ご指摘ありがとうございます!苗字を一度白井に変えたんですが、やっぱり宮城がいいなとなった時の名残が残ってしまっていたようですね。助かります! (2020年12月16日 12時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 初めてのコメントで失礼しますが、世良サイドの違和感のページで主人公の名字が宮城なのに宮城の名字から白井に変わってたりしてますよ(´∀`) (2020年12月16日 1時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
toboku76(プロフ) - あかいも様。コメントありがとうございます。更には好きと言ってくれた事、更新を楽しみにしてると言ってくれた事、労いの言葉をくれた事に深くお礼申し上げます!頑張ります! (2020年12月3日 22時) (レス) id: 94e10f3f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:toboku | 作成日時:2020年12月1日 21時