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N「翔、ちゃん。」
一瞬、ニノの瞳がぐらついた。
それを見逃さなかった相葉さんが、
素早くニノからナイフを奪い取った。
N「あっ……。」
ナイフが消えた手を見て、
次に俺のほうを見て、
悲し気に瞳を揺らしたニノは唇を噛んだ。
そして、何も言わず背を向ける。
いつも以上に猫背気味の背中から漂う哀愁。
S「ニノ。」
思わず呼び掛けていた。
歩き出していたニノの足が止まる。
もう一度、
「ニノ。」と呼ぶと
肩がピクリと動いたが
こちらを振り向こうとはしなかった。
そんな背中に、
なるべくいつものように声を掛けた。
S「ニノ、また明日学校で。」と。
すれば、
勢いよくこちらを振り向いたニノが
驚愕した顔をして俺を見つめるも、
その瞳からは幾筋か涙が零れた跡が窺えた。
N「翔ちゃん、あなたは本当に……。
……ありがとう。」
そう穏やかに微笑んだニノは、
小さく頭を下げるとまた歩き出した。
ねえ、ニノ。
やっぱりそうだ。
俺にとって、ニノは最高の友人なんだ。
今でもそう信じている。
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mki0823(プロフ) - ずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと読ませていただいてました！！！！お別れだなんて寂しいです(号泣)ですがきっとゆきさんが戻ってきてくださるのを信じています！！！ありがとうございました！！ (2017年10月10日 1時) (
レス) id: 554f8d0240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 日向子さん» はじめまして。私も寂しくなります…。ふらーっと帰って来た時は、またよろしくお願いします！！ (2017年9月13日 0時) (レス) id: 1fa5ea7430 (このIDを非表示/違反報告)
日向子(プロフ) - はじめまして！シリーズ1からずっーーーっと読ませてもらっていました…！ゆきさんの作品が読めなくなるのは寂しいですが、また戻ってきた時を楽しみにしています！！！ (2017年9月13日 0時) (レス) id: 389ef11d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とのさん» お久しぶりです。私にとっても本当に楽しい場所でした。きっと戻ってまいりますので、戻ってきた時はよろしくお願いします。 (2017年9月11日 23時) (レス) id: 1fa5ea7430 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - つみきさん» 初めまして、コメントありがとうございます！！私自身もとても寂しいです、本当に……。また戻ってきた際はよろしくお願いします。 (2017年9月11日 23時) (レス) id: 1fa5ea7430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき
| 作成日時：2017年8月11日 22時
