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M「翔さん、大丈夫？！
お願いだから、逃げて！！
俺の友人がね、
大野さんが危ない薬を買っているのを見たって
教えに来てくれたんだよ。」
危ない薬とは今使われているこの痺れ薬のようなものなのだろうか。
そう思いつつ、
智君のほうを見れば、
O「ふふふ♪ 翔君、可愛いな。」
うっとりと俺を眺める智君の左手には
大きめの錠剤が一錠入った薬包があった。
M「それを聞いて駄目だと思いつつ、
知り合いの探偵に大野さんのことを少し調べてもらったら、
大野さんの家とは別に借りているトランクルームに
翔さんの私物や写真が大量に保管されていたって今報告を受けたんだ！！」
電話の声は多分智君には聞こえていないはずなのに、
智君の顔が徐々に強張っていく。
O「翔君、
おいらを見てさっきより怯えているね。
潤君はどんな余計なことを吹き込んでくれたのかな。」
そっと智君は持っていた薬包を開け薬を取り出すと、
俺の口元の前まで持ってきた。
M「翔君、今どこにいるの！？
お願いだから、教えて！！」
S「じ、ゅ……っ。」
何とか喉を震わせてみれば、
微かに音は出たものの
それは言葉にはならない。
O「大丈夫だよ、翔君。
おいらが傍にいるからね。」
そう言って、俺の舌に置かれた錠剤。
そして、
智君は傍に置いてあったペットボトルの水を一口含むと、
そのままゆっくりと唇を重ねてきた。
口内に流れてくる水を
力の入らない体は受け入れることしかできず、
するりと体の中に落ちてきたんだ。
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ゆき(プロフ) - 雨合羽─ｱﾏｶﾞｯﾊﾟ─さん» 雨合羽さん、はじめまして。そうなんです……二人には幸せになってほしいんですけど。いつかお二人が結ばれてくれることを願いながら、今回はこの結末にしました。こちらこそありがとうございました。 (2017年7月14日 23時) (
レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 橙空さん» 橙空さん、初めまして。コメントありがとうございます。私も書きながら切なくなりましたが、翔さんならきっとこうするだろうな……と。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。ちなみに私も総受けもの大好きです(笑) (2017年7月14日 23時) (レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とのさん» とのさん、お待たせしました(笑)真面目な翔さんならきっとこうするだろうなという結末にしました。こちらこそありがとうございました。 (2017年7月14日 23時) (レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。パート1から５周は読みました。「マネージャーの心得」、自分はマネなんだとしっかり割りきって自分の思いを潰す翔さんが思い浮かんで目の奥が熱くなってしまいました。更新頑張って下さい。個人的にはAMNO×Sが好きです。 (2017年7月14日 22時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
雨合羽─ｱﾏｶﾞｯﾊﾟ─(プロフ) - はじめまして。Part1から読まさせて頂いてる者です。「マネージャーの心得」本当に素晴らしかったです。切なすぎて泣きそうになりました(；_；)マネージャー、幸せになってもいいのよと思わす読んだ後口に出してしまいました。ありがとうございました!! (2017年7月14日 20時) (レス) id: 2be05a32a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき
| 作成日時：2017年6月29日 13時
