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S「明日になったら智君の誕生日だね。」
A「夜中の０時前にこっそりベッドを抜け出すから、智の誕生日をみんなでお祝いしようね。」
だなんて、俺たち５人は秘密の計画を立てていた。
そして０時前、忍び足で俺の部屋に入ってきた４人。
秘密の計画を遂行できた喜びで盛り上がっていた俺たちだったが、
突如廊下の電気がつけられ、
バタバタと走る足音が聞こえた。
M「俺たちがベッドから抜け出したことがばバレたんだろうか。」
目を見合わせ、厳しい折檻を受けるのではないかと怯えていたその時、
部屋のドアが勢いよく開いた。
そこにいたのは施設長。
パッと見は人当たりのよさそうなダンディーなおじ様だが、
施設長こそが施設を取り仕切る、ある意味諸悪の根源のような人物だ。
こちらをじろりと見た施設長に俺たちは身を守るように体を丸くした。
しかし、
「翔！！どこに行っていたんだ！！」
施設長はまるで俺たちは見えていないように、
翔君にのみ声を荒げると、翔君の二の腕を掴んだ。
「今日は、大事な客が来てるんだ。
お前がいなけりゃ話にならんだろうが！！」
S「……ごめんなさい。」
「すぐに準備をしろ！！」
勢いよく翔君の腕を引き、立たせると、
翔君を連れて部屋を去った。
残った俺、雅紀、和也、潤はただ呆然と立ち尽くした。
特別扱いされているとばかり思っていた翔君があんな風に雑な扱いを受けているなんて思いもしなかったし、
施設長が言っていた言葉が理解できなかった。
A「ねえ、大事な客ってなんのこと？」
N「準備しろ、とも言っていましたね。」
酷く嫌な予感がした俺たちは頷きあうと、
そっと部屋を出て翔君が去って行ったほうに向かった。
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ゆき(プロフ) - 雨合羽─ｱﾏｶﾞｯﾊﾟ─さん» 雨合羽さん、はじめまして。そうなんです……二人には幸せになってほしいんですけど。いつかお二人が結ばれてくれることを願いながら、今回はこの結末にしました。こちらこそありがとうございました。 (2017年7月14日 23時) (
レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 橙空さん» 橙空さん、初めまして。コメントありがとうございます。私も書きながら切なくなりましたが、翔さんならきっとこうするだろうな……と。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。ちなみに私も総受けもの大好きです(笑) (2017年7月14日 23時) (レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とのさん» とのさん、お待たせしました(笑)真面目な翔さんならきっとこうするだろうなという結末にしました。こちらこそありがとうございました。 (2017年7月14日 23時) (レス) id: de590dd174 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。パート1から５周は読みました。「マネージャーの心得」、自分はマネなんだとしっかり割りきって自分の思いを潰す翔さんが思い浮かんで目の奥が熱くなってしまいました。更新頑張って下さい。個人的にはAMNO×Sが好きです。 (2017年7月14日 22時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
雨合羽─ｱﾏｶﾞｯﾊﾟ─(プロフ) - はじめまして。Part1から読まさせて頂いてる者です。「マネージャーの心得」本当に素晴らしかったです。切なすぎて泣きそうになりました(；_；)マネージャー、幸せになってもいいのよと思わす読んだ後口に出してしまいました。ありがとうございました!! (2017年7月14日 20時) (レス) id: 2be05a32a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき
| 作成日時：2017年6月29日 13時
