４月１日 �� ページ1
※以下全て、Ｓさん視点です。
４月１日。
今日俺は
高校１年生になるはずだった。
新しく入学する高校は
家から電車で約１５分。
最寄り駅に近づけば近づくほど、
俺と同じ制服を着た生徒で溢れる車内に
無性に息が詰まった。
通う予定の北川高校は、
全国でも有名な進学校であり
お坊ちゃまばかりが集う私立の男子高校。
別に行きたいと思って
この高校に決めたわけではなかった。
子供の頃から、
会社を経営している両親は海外出張が多く、
年に数回だけ顔を合わせた。
その度に、
『お前は北川高校に行き、
そして、東京大学に行き、
ゆくゆくは会社を継ぐのだ。』と、
言い聞かせるように何度も、
強く言われてきた。
俺はその言葉通りに、
北川高校を選んだ。
もともと特質して
勉強が得意というわけでもない俺は、
中学3年間を受験勉強のために捧げ、
血を滲むような努力をした結果、
この高校に入学できたにも関わらず、
何故だろう…
俺は降りなければいけない駅になっても、
身体が動かなかった。
「君、降りないの？」
親切な上級生が声をかけてきたが、
俺は答えることができず俯いた。
そんな俺を変な奴とでも思ったのか、
その上級生は一瞬顔を顰めたのち、
俺を無視して、
駅を降りていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 464人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - Samさん» ありがとうございます！切なめのASを書くのは初めてなので、少し不安もあるのですが、更新頑張りたいと思います(*´-`)Ｓ受け、ｳﾏｳﾏ(^q^) (2016年4月19日 10時) (
レス) id: c8767c9903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ともかさん» 儚さや繊細さを感じていただけたなら良かったです(*^^*) Ｓ受け私も大好きです←(笑)自分なりのペースで更新していきたいと思います。ありがとうございます。 (2016年4月19日 10時) (レス) id: c8767c9903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 郁奈さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2016年4月19日 9時) (レス) id: c8767c9903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 乃絵さん» Ｓ受け雑食(笑)同志ですね♪ ASで切な目のお話…私自身も皆さんが満足できるものが書けるのか少し不安なのですが…頑張ります！！ (2016年4月19日 9時) (レス) id: c8767c9903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 蒼星さん» 蒼星さん、暖かいコメントありがとうございます。これからも私なりのペースで更新していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！！ (2016年4月19日 9時) (レス) id: c8767c9903 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき
| 作成日時：2016年4月7日 21時
