宵祭り編 第1章 8 ページ24
貴方side
__ポロポロと外装が剥がれ、もう与君が救出出来そうになった頃。
「常!」
「硝子ちゃん!」
西宮さんによって運ばれた、硝子ちゃんが来た。
「この子治して!」
「おっけー」
そう言いながら、硝子ちゃんはすぐさま与君の治療に取り掛かる。
「……この男子ってメカ丸……与君よね?」
西宮さんが震えながら、傷だらけの与君を指差す。
「なんで………メカ丸はどうしたの?! 任務?!」
「運んでもらっといて悪いんだけど、治療中だから黙って」
硝子ちゃんの一声に西宮さんはグッと黙った。
硝子ちゃんは普段とは違い、全集中を与君に向け、反転術式をする。
__「……こんなモンかな」
しばらくしたあと、硝子ちゃんは与君の傷をしっかり治し、健康状態にした。
「常。後はこの子を医務室に送っといて」
「はーい」
医務室に数十個を置いてあるお守りの1つを遠距離で発動させ、与君を飛ばす。
着陸先はちゃんとベットだから安心して。
「……メカ丸が内通者だったの?」
しばらく振りに喋った西宮さんの声は、まだ震えていた。
「それは分からないや」
私は苦笑いを浮かべ、西宮さんの背に震える小さな体を宥める様に、手を置く。
「それは本人から聞こうよ。それに貴方は私よりメカ丸君の事知っているんでしょ? だって君等は仲間だもの」
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陽毬(プロフ) - くささん» どうにかまだ見ぬはっぴぃえんどに帳を利用して書こうとしたらこんなことに……。帳の応用はほんとによく考えたのでそう仰っていただき嬉しいです! コメントありがとうございますm(_ _)m (2022年12月28日 0時) (レス) id: d9289f95ee (このIDを非表示/違反報告)
くさ - 宿儺を祓うんじゃなく疑似ポケ◯ンボールに突っ込むとこ、流石です。めちゃ面白かった〜!! (2022年12月27日 23時) (レス) @page47 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - Mさん» 最後まで読んでくださりありがとうございますm(_ _)m 長編だったのに読んでいただけるのは本当に嬉しくてたまりません……。面白いと思っていただけて何よりです! (2022年11月13日 23時) (レス) @page47 id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
M - めっちゃくちゃ面白かったです!!!! (2022年11月13日 23時) (レス) @page47 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
赤の黒犬 - マリオットさん» 随分と長かったのに読んでいただきこちらこそありがとうございますm(_ _)m 自分もこうして書いたり皆様の作品を読むことで凄く呪術廻戦への愛情を感じます。私も呪術廻戦めっっっちゃ大好きです (2022年8月25日 13時) (レス) id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月14日 17時