幼魚と逆罰編 第2章 2 ページ47
貴方side
「現状報告お願いします」
「全く貴方って人は……。……ハァ、分かりました」
七海さん曰く、私は数時間程眠り、今は任務から翌朝。
あの真人という呪霊は逃げてしまったらしい。
逃した後も、七海さんと灰原さんまで協力して探したものの、残穢も見付からなかったらしい。
虎杖君、七海さん共に重症なものの、虎杖君は驚異の生命力で謎の回復を見せ、既に任務に向かっているようだ。
恐らく宿儺だろうとは思う。
彼奴、本当に何でもありな呪霊だな。
順平君の働き振りにより、毒の後遺症が残る学校関係者は0人だったようだ。
順平君があのまま呪霊側に付いていなくて良かった。
あの時帳が間に合ってなかったらどうなっていたのだろう?
分かるのは、ただでは済まなかった事。
「順平君は……?」
「順平君は現在、母親と一緒に高専で隠されています。上層部が見付ければ、呪詛師として順平君を処刑する事がほぼ間違い無いでしょうね」
順平君が真人によって術式が芽生えてしまった以上、普通の生活には戻れない。
例え高専や上層部から逃げても、苦しい生活を送るだろう。
それに、呪術師として術式持ち、ましてやテロ行為を容易とするような範囲系術式を野放しには出来ない。
「あ」
「どうしたんですか?」
「私、順平君の将来に1つ宛があるわ」
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作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月10日 16時