帳って普通にチート術式だった件【呪術廻戦】 (ページ46)

今日:39 hit、昨日:9 hit、合計:87,388 hit

幼魚と逆罰編　第2章　1 ページ46

貴方side

「ん……」

　久しくよく眠れた気がする。
　眠り過ぎた時の体の倦怠感が、現にそれを示す。

　目覚めたら、私はベットの上にいた。

　真上には順平君がいて、酷く驚いた様な顔で見つめている。

「なぁに? まるで死人が蘇った様な扱いをしないでよ」

　痛む頭を抑えながら私は上半身を起こす。

　辺りを見渡す限り、ここは高専の医務室で間違いないようだ。

「ご、「五条さんが起きた」って言いに行かなきゃ……」

　順平君はそう独り言を言い、順平君は医務室を飛び出してしまった。

　私的には体調より現状報告を聞きたいんだけど。
　あの呪霊はどうなった?
　百衣家との繋がりは?

「職業病が出てますよ、常さん」

　ふと、近くから七海さんの声がし、それがようやくカーテンを挟んだ隣のベットだと気付いた。

「恐らく無意識でしょうけど全部口に出てます。貴方はボーッとしていると、独り言が多くなるのは脳直で話すからですよね。現に面白いものが見れて良かったです」
「えー……本気(マジ)?」

　独り言多いとか本格的にヤバい人じゃん。
　いや呪術師なんだしヤバくない人はいないだろうけど。