受胎載天編 第2章 11 ページ32
あなたside
__「あーそうそう。悪いことだったね」
私がようやく落ち着いたのを確認した五条さんが、ポンッと手を打つ仕草をする。
「常には悠仁の面倒を見て欲しいんだよ」
「……#悪い事とは」
__「常は実は六眼持ちの僕並に呪力操作が上手いんだよね。いやー滅べ」
「サラッと私怨を混ぜないで下さい」
しかし、実際この事実は我ながら凄いと思う。
既に五条家の無下限術式というアイデンティティを奪っているのに、六眼という希少アイデンティティも奪えそうだなんて。
ここだけの話、順転 蒼も真似できそうなんだよね。
疑似蒼……そろそろ五条家とネタ被りが激し過ぎて暗殺されそう。
あ、その代わりに五条さんの義妹になって、特級呪術師になったのか。
もしかして、私って本当に五条家で隠し子だったりする?
「悠仁は今、呪力コントロールを練習しているんだよ。僕"は"健全な特級呪術師だからか忙しいんだよ。常"は"出来るよね?」
「ねぇ私何かしたっけ?」
私、五条さんが珍しく自分の脚で買った、ちょっとお高く珍しいプリンをお疲れの硝子ちゃんに献上した以外心当たりが無いんだけど。
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作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月10日 16時