臨時教師編 第1章 1 ページ4
虎杖side
「初めまして。帳を使う呪術師の五条 常です」
五条先生が開けた教室の扉から入って来たのは1人の女子だった。
『五条先生並に強い臨時教師』なんて言われるから、強そうな男性を連れてくると考えていたんだけど。
今、目の前にいる女子は、そんな想像からかなり掛け離れている。
背は低く隣の五条先生と40cm位差がある。
筋肉はあまり付いていない。
失礼ながら、強い呪術師のイメージから程遠く、か弱そうに見える。
確かに制服の高専の校章は彼女が呪術師であることを示すが。
「さっき、恵がネタバレしちゃったけど、この子は僕の妹。帳を使って、呪霊を祓ったりするんだよ。弱そうに見えるけど、ちゃんと僕や傑と同じ特級呪術師だから安心して」
「義妹です。義が抜けてます」
4年生担当の夏油先生とも同じレベルだなんて本当に強いのだろう。
何せいつも五条先生と夏油先生の喧嘩で高専は半壊するからなぁ。
入学してまだ1ヶ月も経ってないのに、「いつも」と言うのも可笑しいけど。
常先生も喧嘩に加わったら、高専は本当に破壊されるんじゃないかな?
まぁ、常先生は喧嘩が好きそうに見えないけど。
寧ろ気怠げでそういうことは嫌いそうだ。
96人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月10日 16時