受胎載天編 第2章 7 ページ28
貴方side
__「……高菜 昆布?」
「そう。呪力操作。私は狗巻君と恵と釘崎さんには呪力操作を教えてあげられる。ただ、私体術は壊滅だから、そこは真希さんとパンダ君に聞いてくれ」
真希さんにボコボコにされ続け、パンダ君に投げ飛ばされ続けた。
しかし、流石に限界があったので、半分休憩代わりに呪力操作を教える事にした。
……いやもう既に、皆呪力操作が上手いんだけどね。
「狗巻君とか呪力操作がもうちょっと上手ければ、多少は喋れると思うんだけどなぁ」
「しゃけ?! ツナツナ!」
まぁ、呪言師は私達と呪力操作の難しさのレベルが全然違う可能性があるんだけども。
__「ハァ、疲れたぁ」
「多分私の方が疲れたわ」
後半戦に差し掛かった辺りから、私をただひたすら真希さんと戦わせるという鬼畜行為をされた。
あれ?
私『体術苦手』って言ったよね?
いじめ?
新手のいじめだったりする???
「でも、着地寸前に帳降ろすのは反則じゃない?」
「私のアイデンティティを奪おうとしないで???」
亦も防衛本能が働き、中々受け身が取れないのだ。
きっと、帳が無かったら、体を打ち付けているんだろうから、帳が降りるんだけど。
……昔、階段から突き落とされるのに役立ったよなぁ。
「……鈍ったなぁ。ずいぶん籠もってたし」
あれからだいぶ部屋に籠もって、術式の研究をしていたから、今までも体術苦手だったのに、より苦手になったかもしれない。
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作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月10日 16時