受胎載天編 第2章 6 ページ27
あなたside
「そう言えば、先輩は姉妹校交流会に出ないんですか?」
ふと、釘崎さんに尋ねられる。
「あぁ。私は教師側で呪霊の管理しなくちゃいけないからさ。一応出ない予定。2人共代理は宜しく」
真希さん曰く、恵と釘崎の2人は人数合わせらしいけど、流石に私も呪霊管理をしながらは戦えないので、2人に任せるしかない。
そう言えば、風の噂で京都校の東堂ってやつが乙骨君を連れて来いって言ったついでに、私も呼ばれた気がするんだけど。
絶対嫌だよ?
私にも帳を降ろせる枚数は、チート術式じゃないからちゃんとあるし、呪力も無限じゃないから。
因みに私が交流会でやるのは、大まかには使う範囲内に最近、疑似モン○ターボールで集め出した呪霊を一斉に放ち、範囲に呪霊を逃さない帳を私1人で降ろすらしい。
呪霊のみを通さない帳は、一般の補助監督では縛りが複雑で難しいらしく私でないといけないらしい。
どうしよう。
私の能力って呪術師より補助監督に向いているんだけど。
そりゃあそっか、帳だもの。
卒業後は特級呪術師の癖して補助監督になろうかな?
何かそれはそれで変な物語出来そう。
【元特級呪術師の補助監督】的な。
「常には悪いけど、ちょっと協力してくれないか?」
真希さんにそう肩を叩かれ、立ち上がる。
「それは分かった。さて、取り敢えず練習風景を拝見させて頂きますか」
「いや一緒にやってよ」
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作者名:陽毬 | 作成日時:2021年6月10日 16時