2。 ページ4
『あぁ、これは私の一族が代々受け継いでいるんだ。』
ふつうのひとはコレ、使えないしね。
と、はにかみながらロイは呟く。
『てかそろそろ行った方がいいんじゃないの？多分かなり遅れてる。』
「え？あぁ、そうだな。よし、それじゃあ、改めてよろしくな。」
と言ってリィンが拳を出してきたので、全員で拳を付き合わせる。
『ん。宜しく。』
「うん！」
「あぁ。」
暫く進んでいると、魔獣がいたので、肩慣らしに、と思いつつ全員武器を取り出す。
『・・・・・リオルシャフト！』
精神統一して呪文を唱える。凄く初歩的な奴だ。
顕現した光の雨が魔獣を貫く。
魔獣達は悲鳴を上げて事切れる。
「凄いな・・・」
とガイウスが感嘆の声を漏らす。
「魔導杖とは違うなぁ、凄いや。」
「やっぱり古代遺物は強いんだな。」
と言われ、ちょっと照れくさい。
その時。
「危ない！！」
と言われて振り返ると、エリオットの背後に魔獣が迫っていた。
そしてそれを弾く弾丸。
『むぅ・・・不覚。』
「危なかったな。」
と言って、ショットガンを構えた緑髪の少年が出てくる。
『・・・あぁ、あの時の、アルバレア家の子息に絡んでた人。』
「ぐっ・・・それは言わないでくれ・・・」
まぁ言わないでやるが。
「ところで、すまなかった。僕も同行させてくれないか？」
どうやら頭を冷やしてきたようだ。
そのまま進むと、自分を誘った女子の集まりと出くわした。
ラウラ、エマ、アリサと言うようで、アリサは凄いくらいにリィンを敵視していた。
なんだかんだあって女子達と別れ、進むと、ユーシス・アルバレアという少年がマキアスと殴り合いになりそうな雰囲気になっていた。
・・・リィンの一言で終了したが。
その結果、マキアスに代わってユーシスが入った。
『・・・宜しく。』
「フン、精一杯俺に尽くすがいい。」
・・・うむむ、貴族はみんなこうなのか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルル | 作成日時：2014年9月19日 17時
