古代の軌跡 (ページ3)

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赤紫の髪をした教官らしき女性に連れて行かれ、全員が辿り着いた場所はいかにも何か出そうな建物だった。
「うぅ・・なんか出そうだよね、ここ・・」
「本当に何か出るかもしれないな？」
「や、やめてよー」
『そろそろ行かなきゃじゃないの？』

そんな会話をしながら、3人は建物に入る。

「というわけで、貴方達にはオリエンテーリングをしてもらうわ。」
「そういう野外競技があるのは知っていますけど・・」
と、サラ教官の説明があったあと、何故か床が抜ける。
『・・・！？チッ』
避けようとしたが、意外に範囲が広かったため避けられなかった。
要するに真っ逆さまである。

『いったぁ・・・』
と打った腰をさすりながら立ち上がると、丁度リィンが金髪の少女に平手打ちをされていた。

御愁傷様です。

その後色々あり、旧校舎の地下を探索することになった。

「そなたも、私と一緒に行かないか？」
と、青い髪の少女に問われるが、
『いや、いいよ。そっちはもうバランスが良さそうだしね。』
と言い、ことわる。

「とりあえず、全員の武器を確認しておくか。」
というリィンの一声で始まった武器紹介。
理由は、武器を知っておいた方が戦闘しやすい、だそうだ。

というわけで、新しく加わったガイウスという長身の青年も交えていた。

「あれ？ロイのそれ・・それが武器なのか？」
『あぁ、うん。古代遺物の魔導書。まだほとんど解読が終わってないから、ほぼ使えないけどね。ここの魔獣による。』

「ん？古代遺物は確か七曜教会が集めているんじゃないのか？」

リィン意外の2人も同意した。