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放課後。
「それじゃあ、明日は自由行動日ね。遊んでも良し、休息をとっても良し。でも実技テストもあるから、それに響かないようにしなさいよ？」
起立、礼、と号令をかけるエマの声が聞こえる。
それに合わせて礼をして、今日は解散となった。
「ロイさん、今からフィーちゃんと勉強するんですけど、ご一緒にどうですか？」
『んー、ごめんっ！ちょっと気になる部活があってさ、今日行ってみようかなって思ってたから。ごめんね？今度のテストの時にでも。』
「あ、はい。」
取り敢えず教室を出て、途中まで一緒に、と思いながら廊下を歩く。
「ふふ、フィーちゃんもロイさんも部活に興味を持ったんですね。」
エマの物言いにちょっと疑問を感じて、疑問を口にした。
『あれ、フィーって部活に入ってたんだ。』
「・・・ん、園芸部。花とか見るの、好きだから。」
『園芸部・・・あー、あの麦わら帽子の先輩か。』
屋外で麦わら帽子をかぶるのは問題無いが、あれひょっとして屋内でも被ってるのだろうか。
歩いていると、エマが参考書を忘れた、と言って教室へ戻る。
自分も筆記用具を机の中に入れっぱなしだったことに気付き、教室へ戻る。
エマと二人で教室へ戻ると、エマが教室を出てきたマキアスとぶつかる。
すまない、と言ってマキアスは廊下を歩いていく。
リィンが浮かない顔をしているあたり、喧嘩でもしたのだろう。
マキアスは貴族嫌いだ。貴族ということを隠していたリィンに憤っているのだろう。
エマが慰めるような声音で何かを話している。
話が終わると、エマは参考書を取って行ってしまった。
「ロイ？どうかしたのか？」
『え、あー、うん。ちょっと筆記用具忘れた。』
「？部活の見学でも行くのか？」
『うん。写真部に見学に行こうかな、と。』
「へぇ。良い所だといいな。」
『うん。それじゃ。』
学生会館の写真部部室に行くと、部長らしき人が居た。
「やぁ、何か用かい？」
『�鞠��餐函▲蹈ぅ�ー・ルーデンヴェルグです。入部希望で来ました。』
「そうか。僕はフィデリオ。写真部の部長をしている。よろしく。」
『はい。よろしくお願いします。』
「ところで、何を撮ろうとしてるんだい？」
『はい、皆の日常の写真を撮ろうかな、と。』
続く (更新停止中)
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作者名：ルル | 作成日時：2014年9月19日 17時
