第5幕 ページ6
今日は顔合わせがメインだったので、台本の読み合わせを終えると稽古は終わだった。
私が帰ろうとしたとき、祥平君が声をかけてくれた。
「翔ちゃん!今から翔太君とスタバ行くんだけど一緒にどう?」
祥平君の隣で高崎翔太君が笑っている。
私がいいの!?と言いかけると、私の後ろから突然声がした。
「あ、ごめん!俺、先に一緒に帰るって約束しちゃった!」
バッと後ろを振り向くと、そこには大介君が立っていた。
私が身に覚えのない約束に戸惑うと、大介君は横目で私を見て、舌をペロッと出した。
「なんだー、大ちゃんなら仕方ないな。じゃあまた今度行こ!」
2人は、バイバーイと大きく手を振って帰って行った。
「だ、大介、さんっ!?どういう!?」
大介君は"君呼びでいーよー"と笑っている。
「ごめんね、ちょっと翔君と話して見たかったんだ。迷惑だった?」
私は首を横にブンブン振った。
「良かった!じゃあ、歩きながら話そう。」
私達は歩きながら10分くらい適当な話をした。
LINEも交換した。
すると大介君は突然話を変えた。
「ねぇ、一番聞きたかった事なんだけどさ、」
私は、はい?と答える
「翔君、ホントは女の子だよね?」
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ココアちゃんだよん - 続きが気になります!! (2022年7月26日 11時) (レス) @page17 id: d0534e1594 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金春 | 作成日時:2017年12月21日 16時