まだまだ疾走！野生的兄と非野生的乙女

罰ゲーム旅行記3 ページ36

マサイから電話がかかってくる
マ「もしもしー？」
あ「もしもし」
手を振る
マ(可愛い、ちょっ…服の露出度が…高い…)
マ「ねぇねぇA」
あ「どうしたの？」
マ「今さっき思い付いたんだけどさ」
あ「どうした？」
マ「お嬢様と執事ってどうよ」
あ「飛行機で盛大に頭打ったろ。ずっこけたろ」
マ「いや打ってないしずっこけてもない」
あ「まぁ…マサイは…」
マ「旅行中に黒か紫のベルト付きの下着買っておいて」
あ「確定事項かよ」
マ「男が女性物の下着買うのって何か…」
あ「私普通にマサイのパンツ買ってきた事あるよ。結婚してからだけど」
マ「でも付き合ってる時だったら恥ずかしいって感じてた？」
あ「そうね…確かにそうね。顔赤くなるのが分かるぐらい恥ずかしい」
マ「それと同じ感じだよ」
あ「ふーん、あのさ。」
マ「ん？」
あ「前にフェスで絶対私に見せたくないやつやるって言ってたじゃん」
マ「あー確かに」
あ「あれってまみゅの事？」
マ「うん…」
あ「普通に可愛い」
マ「やっぱお前の前ではカッコ良くありたいから言いたくなかったのだよ」
あ「男のプライドってやーつ？」
マ「そんな感じ」
あ「別にー、普段からかっこいいじゃん」
マ「Aはホント優しいなぁ…」
あ「えへへ」
マ「俺ら何だかんだ言って一緒に居る年数多いよな」
あ「確かに。仲間でもあり恋人でもあり夫婦でもあり4人の両親でもあり」
マ「妊娠する妻を支える側も辛いんだなって実感した。母さんにそれとなくは聞いてたけど」
あ「お義母さんに？」
マ「最初の報告の時に。」
あ「いつぐらいに行ったの？」
マ「Aが入院してすぐぐらい。1回目の時は割と早く入院したじゃろ？」
あ「確かにそうだね」
マ「父さんも母さんも泣いて喜んでた特に父さんは」
あ「そんなに！？」
マ「初孫ー！って言ってたし」
あ「初孫は三つ子だけど」
マ「びっくりしてたよ。え、三つ子！？って言って」
あ「まぁ、初産がいきなり3人だものね…」
マ「うぃーざー？」
あ「初めて産むって書いてういざんって言うんだよwうぃーはお酒のCMだった気がする」
マ「なるほど、そうだっけw」
あ「私は今2回出産したじゃろ？」
マ「そうだね」
あ「だから経産婦になるんだ」
マ「けいさんぷ？経験があるからって事？」
あ「そうそう」
マ「結婚の挨拶に行った時の事覚えてる？母さんの言葉」
あ「娘が増えたってのとしっかりした人で良かったってのは」

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